熊谷俊人氏 写真:Getty Images

 森保一監督率いる日本代表は、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)でドイツ代表やスペイン代表相手に金星。5日の決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦で敗れてベスト8進出を逃したといえ、日本国民に感動を与えていた。そんな中、熊谷俊人千葉県知事が日本代表敗退後のメディア報道に失望している。

 熊谷俊人氏は9日午前7時すぎに自身のツイッターアカウントを更新。「おはようございます。日本代表が敗戦した途端、W杯の報道が一気に減って残念です」と胸の内を明かす。

 つづけて「マスメディアは日本代表というコンテンツを扱っていただけでサッカーを扱っていたのではない、ということなのかもしれませんが、勝ち進んだチームのサッカーを見る、分析することも大事ですし、何より楽しいと思います」と、テレビや大手一般紙の意図をくみ取った上でサッカーに対する自身の思いを綴っている。

 この千葉県知事の投稿に対しては「気持ち分かりますよ」、「サッカーファンとして概ね同意」、「日本代表がさらに強くなるには必要不可欠な要素」、「メディアの体質は変わらない」、「ワールドカップイコール日本代表だとバカみたい」、「日本のテレビはだめ」といった賛同の声が上がっているほか、メディア批判も過熱。

 ただ一方で「日本人だから日本代表を見たかっただけ」、「サッカーというスポーツに関心の無い層も一定数いると思うので…」といった反対意見も沸き起こっているほか、「単に、昨日と一昨日は試合がなかっただけではないかと」という指摘も飛んでいる。

 さらに熊谷俊人氏は「Jリーグも楽しいですよ。『千葉県には ジェフユナイテッド市原があります。みんなで応援しましょう』みたいなコメントほしかった」というリプライに反応。「そうですね。日本代表が敗戦した時に、地元のクラブを応援しましょう、とツイートしていますし、普段からジェフ等のツイートをしています」と返事しているが、「千葉にあるサッカークラブを宣伝する事が知事の仕事」、「Jリーグをもっと宣伝すべき」といった手厳しいコメントも見受けられている。

 なおカタールW杯は日本時間7日未明に、決勝トーナメント1回戦までの全日程が終了。10日と11日に準々決勝4試合が行われるほか、準決勝は14日、15日に開催予定となっている。