道東・厚岸郡浜中町にある霧多布岬(きりたっぷみさき)、正式名称は湯沸岬(とうふつみさき)といいます。
太平洋に突き出した霧多布半島の東端にある岬です。その突端に至るまでの緑豊かな草原と、360℃大海原の広大な景色が見られる人気の観光スポットです。

今回は霧多布岬について紹介したいと思います!

目次
霧多布岬の名前の由来とは?
霧多布岬のみどころ

霧多布岬の名前の由来とは?

冒頭でも紹介しましたが、正式名称は湯沸岬といいます。「とうふつ」ではなく「ゆわかし」などと読み違えることが多いため、通称の霧多布岬と呼ばれることが多いです。
霧多布半島では昔、茅を刈っていたことからアイヌ語の「キタプ=カヤを刈る場所」に由来しています。「霧多布」の漢字はこの土地の天候を表した当て字です。海からの冷たい風が常時吹いているため濃霧が多く、3日に1度しか晴れないような天候です。

また、野生のラッコが繁殖して観察できることからアイヌ語で「ラッコ=トッカリ」からトッカリ岬とも呼ばれます。

霧多布岬のみどころ

霧多布岬のみどころと言えば、なんといっても360℃に広がるパノラマの絶景でしょう。
東側に位置するので、晴れた朝には美しい朝焼けが望めます。
また、野生のラッコが陸上から見られる希少な場所でもあります。他にも帆掛岩にいるアザラシの姿や、絶滅危惧種エトピリカが見られるかも?!

突端までは駐車場から10分程歩きますが、道中の草原ではエゾカンゾウやクロユリなどの季節の花々が楽しめます。
また、湯沸岬灯台は、日本ロマンチスト協会から北海道で唯一「恋する灯台」として認定されています。映画「ハナミズキ」のロケ地でもあり、この映画のファンの方には、印象的な赤と白の灯台と映画の世界観を感じられるおすすめの場所です。︎