目次
■モテる男とモテない男を分ける、たった1つの違い
■シチュエーション別・モテる男とモテない男の対応の違い
女性が別の男性をほめたとき
レストランを選ぶとき
レストランの不慣れなスタッフに出会ったとき
男性も年齢を重ねて30代になると、カッコいい大人かどうか振る舞いや仕草、言葉づかいに差が出てくる。当然ながら、カッコいい大人は女性からも男性からもモテる男となる。
両者を分ける違いについて、コミュニケーションや恋愛の著書が多い作家・中谷彰宏さんに話を聞いた。
【取材協力:中谷彰宏】
1959年生まれ。大阪府出身。大学卒業後、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMなどの企画演出・ナレーションを担当。1991年に同社を退社し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。就職手引書『面接の達人』シリーズがベストセラーを記録。その後もコミュニケーションや恋愛、ビジネスの著書を多数発表。『カッコいい大人になろう』(エムディエヌコーポレーション)が好評発売中。テレビ・ラジオなどにも出演しながら、私塾『中谷塾』を主宰。全国で講演、ワークショップ、オンライン講座を行う。
■モテる男とモテない男を分ける、たった1つの違い

あなたの周りに、カッコいい大人はいるだろうか? 若い頃とは違い、大人になってくるにつれてモテる基準が変わってくる。さらにいうと、モテる男とモテない男の格差はどんどん広がっていくと中谷彰宏さんは言う。
「大人の男性のモテ度を5段階で表すと、1の人か5の人かしかいなくなります。大人になるほど真ん中はいなくなるのです。さらに言えば、同じレベルの人が集まるようになっているので、モテる人の周りにはモテる人、モテない人の周りにはモテない人が集まります。モテる人がステキなレストランやホテルに集まって楽しい時間を過ごしているのに対して、モテない人はいつも同じ仲間でいつもの店で集まっているのです」(中谷さん、以下同)
大人になるとモテる男とモテない男に二分される。その両者をくっきり分けているものは“マインドの違い”なのだそう。
「モテるかどうかは、相手と一体化できるのか、自分中心で物事を考えるのか、の違いです。相手がどう感じているか、女性の感情をベースに自分の行動を考えられる人はモテます。例えば、女性に焼き鳥のおいしい店に連れていってもらったときに『本当においしい焼き鳥だね、こんなの食べたことない』と驚けるのが、モテる男性。それに対してモテない男性は、『君はまだ焼き鳥がわかってない』となぜかマウントを取ってきます。こうした男性は常に負けている意識が強く、自信がないのです。モテる男性には共感と余裕があります」
■シチュエーション別・モテる男とモテない男の対応の違い

次からは、実際にモテる男とモテない男の具体的な対応違いを知るために、シチュエーション別の言動を見てみよう。自分がどんな対応をしているか、振り返りながらチェックしてほしい。
女性が別の男性をほめたとき
女性が「◯◯さんって、仕事ができますよね」と別の男性をほめたとき、モテない男性は「あいつね、知らないと思うけど、結構だらしないんだよ」と言ってさげすむ。逆に、モテる男性は「さらに彼は部下を育てるのもとってもうまいんだよ。この前もね・・・…」と具体的にほめる言葉を続ける。
モテない男性は他人をけなすようなことを言って、逆に自分が下がっていることに気づかず、「余裕のない人だな」と評価を下げている。
レストランを選ぶとき
女性と会食するときのレストラン選びで、モテない男性はなじみの店に連れて行く。逆に、モテる男性は知らないお店を予約して、女性と一緒に初体験することを楽しもうとする。初めての店は顔も効かないし、人間性が試されるが、モテる男性はマナーよく店の人に感じよく接することができる。
女性が見たいのは初めての店でどれだけ余裕を持てるか。なじみの店の店長となれなれしく話しているのは、女性からすると気持ち悪く、ドン引かれているのを知らない。
レストランの不慣れなスタッフに出会ったとき
レストランにいる新人スタッフは、オーダーミスやメニューの説明がうまくできない。モテない男性はここぞとばかりに「こういうことは知っておかなきゃダメだよ」と女性の前で説教を始める。逆にモテる男性は「サービス業を始めて間もないのにがんばっているね」という気持ちになれる。
これはテクニックの問題ではなく、他者への愛情があるかどうかであり、「感謝力」があるかないか。不慣れなスタッフをさげすむ裏には「自分がバカにされているのでは」という自己肯定感の低さがひそんでいる。