政府与党側からは「年末までに(増税によって)財源の見通しを示す」と言っておりましたが、いくらなんでも性急すぎます。なぜ増税の議論だけはそんなに急ぐのか、不思議でなりません。
補正予算をとってみても、教育など様々な分野にこれでもかと基金が積み上げられています。例えば「防衛基金」を積み上げて消化していき、その間に歳出削減や予算組換などができないか検討することだってできるはずです。
防衛費や社会保障費は、税収が下がったからと言って削れない恒常的な費用なので安定財源が必要というのは理解しても、増税ありき・結論ありきの姿勢は看過することはできません。
年内に増税決断は見送りという報道も出ていますが、引き続き油断することなく、まずは改革を進めていく姿勢と政策を提言してまいります。
それでは、また明日。

防衛省統合幕僚監部HPより
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年12月5日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。