世界遺産のアルバイシンの丘散策
そのまま進み3つめの角を右に曲がると、カルデリア・ヌエバ通りがあります。この細い坂道の両脇には、アラブグッズやアラビアンスイーツを売るお店、ミントのきいたモロッコティーや水タバコを楽しめるアラブ茶屋などがひしめきあい、エキゾチック指数100%!ここでミントティー休憩をしたかったのですが、ビールを飲んだばかりなので諦め、迷路のようなアルバイシン地区の細道を登りサン・ニコラス展望台を目指します。

<カルデリア・ヌエバ通りもまたアラビアンな香りがする一画>
アルハンブラ宮殿に向き合うようなアルバイシン地区には、今からおよそ1000年前に築かれたグラナダでもっとも古い町並みが残っており、アルハンブラ宮殿、ヘネラリフェとともに世界遺産に登録されています。

<迷路のような細道は、敵の侵入をふせぐためだったという>
サン・ニコラス展望台から眺めるシエラ・ネバタ山脈を背に立つアルハンブラ宮殿の全景は、絶景以外の何物でもありません。

<ここから見る夜間ライトアップされたアルハンブラ宮殿もオススメ>
展望台への往復は小型の市バスも使えますが、アルバイシンを歩かないのはもったいない!というのが私の持論。絶景を眺めた後はすぐに丘を降りずに、アルバイシンの雰囲気を満喫すべくラルガ広場方向へ足を延ばしました。途中にトンネル(昔の門ですが)があるのもわくわくするんですよね。最近は観光化されたとはいえ、この辺りにはまだアルバイシンに住む人の生活臭も感じられます。台所の窓から包丁のトントンという音と何かを焼く匂いがした時は、思わず「なに作っているの?」と声をかけたくなりました。

<ここをくぐり抜けるとラルガ広場がある>

<ラルガ広場から一本入った道で見つけた、花で飾られたバルコニー>
ふたつの丘の間の谷間にも川沿いのステキな通りが
サルバドール教会の横からくねくねと丘をおり、ダーロ川沿いの道へ出ます。アルハンブラのある丘とアルバイシンの丘に挟まれた谷にあたります。通り沿いには古い建物が並び、飲食店やお店も多くにぎやかです。川沿いには木が生い茂り、今まで通ってきたアルバイシン地区とは違う空気が流れています。

<アルハンブラ宮殿に向かってアルバイシンの丘をおりると、ダーロ川につきあたる>

<ダーロ川沿いの道もぜひ歩きたいスポット>
ここ右に進むと突き当たるのがヌエバ広場。ふりだし近くに戻ってきたことになります。

<ヌエバ広場周辺はバルやレストランが多く、夜もにぎやか>