もちろんリールをつけて確認

ロッドは、リールと一緒に使うものだ。だから、ニューロッド購入にあたっては、自分が使用しているリールとのマッチングを見るのも重要だ。アジングロッドは先重りするのはあまりよくないと一般に言われるので、たとえば「感度が上がる」と言われる軽すぎるロッド、軽すぎるリールとの組み合わせが正解ともいえない。

中級者向け【失敗しないロッドの買い方】 リールを装着して確認する?リールとの関係もチェック(提供:TSURINEWSライター井上海生)

これはたとえばショアジギングでも、同じだろう。ジグを跳ね上げさせる釣りなので、あまり先重りしすぎると辛い。実は軽すぎるリールより、手元に重心がある程度残るくらいのリールをつける方が、単にリールのグレードが上がるよりも大事なのだ。

保証書の有無

ロッドには保証書が付くことが多い。「1年以内の破損ならば、これくらいの額でロッドを直しますよ」という保証書だ。ここも見ておこう。メーカーによっては、まったく付かないこともあるのでご注意を。

製品チェック

さて、釣具店で実機を買う直前まで話がいった。ここまで来たら、あとは、製品チェックだ。製品にはもちろん質にムラがあるので、できればいいものを取りたい。その確認箇所は、主にはフェルール(継ぎ目)と、竿先である。フェルールは、よほどのことがなければメーカーが製作出荷段階で見ているが、竿先はどうかわからない。他のアングラーに触られているあいだに傷んでいる可能性もある。

中級者向け【失敗しないロッドの買い方】 リールを装着して確認する?竿先を曲げて製品チェック(提供:TSURINEWSライター井上海生)

このときにお願いするのが、釣具店の店員さんに、竿先を曲げてもらい、負荷をかけることだ。必ず、店員さんに竿先を持ってもらおう。噂程度に聞く話だが、このとき竿先を持ったのが客だった場合、破損したときに責任を問われることがあるという(本当か?)。

以上、釣具店でロッドを選ぶ際の注意点を確認してきた。ややこしいのはネットで購入するときの考え方だが、ここでは割愛しよう。できれば釣具は実店舗で選んだ方がいい。

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<井上海生/TSURINEWSライター>

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