LVMHは投資ファンドのイクイノックス(Eguinox)Ⅲ SLP SIFから、ジュエリーメーカーのペデモンテ・グループ(Pedemonte Group)を買収したと11月25日に発表した。ペデモンテ・グループはイタリアとフランスにおいて生産を行っている。今回の買収によって、LVMHの時計&ジュエリーの生産キャパシティを飛躍的に増大させるだろうとLVMHは見ている。買収金額は1億ユーロ(約145億円)と見られているペデモンテ・グループは2020年にいくつかの工場を統合することで設立された。北イタリアのヴァレンツァ及びヴァルマドンナそしてパリに工場があり、最新技術と芸術的と言えるクラフトマンシップが融合したその生産工程は、LVMH参加のブランドと卓越した協業をもたらすだろうとLVMHは見ている。すでにLVMH参加のブランド「ブルガリ」「ショーメ」「フレッド」などのブランドの製作を行なっている。ペデモンテ・グループは今回の買収後も現在のマネジメントを引き継ぐが、従業員は職人も含め350人。「今回の買収によって、とりわけ技術面において積極的な投資を行う事ができる」とペデモンテ・グループのジャン・アンドレア・ガローネ(Gian Andrea Garrone)会長兼CEOは語っている。
文・三浦彰/提供元・SEVENTIE TWO
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