寒い時期の釣りには、いろんな防寒具が必要になるけれど、筆者はグローブ、ニット帽、ネックウォーマーを三種の神器とまで思っている。とはいえ、やっぱり手元の防寒が何より大事だろう。ここでは秋冬のグローブの選び方について紹介したい。グローブがないと、釣りにならない。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

冬釣行の防寒マストアイテム【グローブの選び方】 素材とサイズに注目

手元を何より温めよう

ぬくもりが欲しいのは手。というとなんだか詩のようだが、現実的な意味合いで、寒い時期の釣りにはグローブが大必須である。街中を歩いているときには存外平気だったりするのはもちろんポケットに手を突っこめるからで、釣りではポケットに手を突っこんで竿も持てないし、リールのハンドルも巻けない。

手はただでさえ冷えやすい部位だ。グローブでしっかりと防寒したい。

気温別に2種必要か

グローブは釣りにおいて重要なものである「感度」を損なうものでもある。手元に布が一枚挟まるわけだから、素手の感覚は多少なりともスポイルされる。しかし最近では掌の素材にピッグスキンが使われたりと、なかなか高感度なものもある。それに冬の本番に備えて、チタニューム混ぜなど、非常に防寒性能が高いグローブもある。

秋の比較的まだ温かいともいえる時期と、冬の本番に使うグローブ、2種類が少なくとも要る、と私は思っている。まさか軍手なんかは、ちょっとここでは考えないでおこう。

冬釣行の防寒マストアイテム【グローブの選び方】 素材とサイズに注目寒すぎる時期には分厚めを(提供:TSURINEWSライター井上海生)

サイズ選びに要注意

素材面では、以上のように感度優先と、防寒性優先と、2種と決まった。

しかしグローブには、何より、「サイズ選び」という何より大事なところがある。これは靴のサイズみたいなもので、ミスってしまうと「無理」とまでなるレベル。私は手が大きい方だが、Lを選んでいる。XLって誰が使うんだろう、そうも思う。そんなこと言っちゃいけないだろうけれど。

ぴったりで選ぼう!

グローブ選びの最重要点は、「ぴったり」。絶対に大きすぎるものを選んではいけない。といって、手を通すときに極度に小さいものはダメだ。本当にぴったりでいこう。ちょっと気に入ったものでも、ぴったりといえないなら、別のグローブを探した方がいい。

たとえば、下の画像のグローブである。

冬釣行の防寒マストアイテム【グローブの選び方】 素材とサイズに注目ちょっと緩め(提供:TSURINEWSライター井上海生)

私がやや甘く撮っているせいもあるのだが、このグローブはXLで、実は手をはめてみるとかなり大きい。これは、使用に伴う伸びを考えると、「でかすぎる」といえるレベルだ。

ぴったりサイズのLは、以下のような着用感である。

冬釣行の防寒マストアイテム【グローブの選び方】 素材とサイズに注目ぴったりサイズ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

これは指にも掌にも、緩さがない。窮屈でも、緩すぎもしないサイズを探すのはなかなか難しいのだが、ひとつ、私の考え方として「服のサイズよりひとつ下」が参考になるような気がする。