私は、昔の同級生などとLINEで繋がっているが、「既読スルー」は当たり前になっている。

1ヶ月近く経ってから「遅くなってすみません」というLINEが入り、「謝らなくてもいいのに」とかえって恐縮してしまうことがよくある。

正確には「スルー」ではなく、時間をかけて返信内容を考えていることが多かったり、多忙で返信に時間がかかることが多いのだ。

先のリンカーンの例のように、しばらく寝かせてから投函した方が仕事も人間関係上も上手くいくケースが多々ある。

LINEにすぐに返信しないからと言って批難するのは、架けた電話に相手が出ないといって怒るようなものだ。

電話に出ないのは、商談中であったり、寝ていたり、入浴していたりする場合が多々ある。

自分の都合だけを相手に押しつけるのは言語道断だ。

「既読スルー」が許せないという人たちとは私はお付き合いしたくないし、そのような人とのつながりを止めている。

幸いにして、私の親しい交友関係の中には「既読」だからといって気にしない人ばかりなので、心の平穏を乱されることはない。

私自身「既読」にして返信が遅れることがあるが、親しい交友関係の人たちはまったく気にしないので助かっている。

編集部より:この記事は弁護士、荘司雅彦氏のブログ「荘司雅彦の最終弁論」2022年11月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は荘司氏のブログをご覧ください。