ウイスキー好きが集う聖地

ウイスキーファンの間では希少なレアものウイスキーが飲めるバーとしてつとに有名だ。地下1階にある隠れ家のような空間は壁に鉄のオブジェが飾られ椅子も個性的。ウイスキーボトルがカウンター上にあふれた店は虎の穴といった趣がある。

人気の理由は何といってもウイスキーの品揃えだ。ボトル数は常時約400種。そのうち350種がシングルモルト。ボトラーズブランドなどのレアなウイスキーが並ぶ。

Whisky名店②ウイスキー好きが集う聖地バー「CAMPBELLTOUN LOCH」
(画像=地下1階の隠れ家。由来はスコットランドの民謡から。『男の隠れ家デジタル』より 引用)
Whisky名店②ウイスキー好きが集う聖地バー「CAMPBELLTOUN LOCH」
(画像=ウイスキーボトルに囲まれたカウンター席でウイスキーを味わう。気楽に過ごせるのが良い。『男の隠れ家デジタル』より 引用)

「ほかの店では飲めないレアなウイスキーをハーフで飲ませてくれる。しかも優しい価格なので通っています」とは常連客の声。若い世代が多いのはコスパが良いからでもある。

「ウイスキーファンは手強い……」と言う、オーナーバーテンダーの中村信之さんも業界では知られたウイスキー好きだ。都内の老舗ホテルで修業したのち、平成11年(1999)に店をオープンした。

「開店当時から半分はウイスキー。席数9席のこの空間を考えて、ウイスキー中心に変えました」

オフィシャルブランドと違いボトラーズは、同じヴィンテージ、同じ樽で大きな差はないはずなのに、10年経つとボトラーによって味が逆転することもある。中村さんがウイスキーに惹かれたのはその点だ。

Whisky名店②ウイスキー好きが集う聖地バー「CAMPBELLTOUN LOCH」
(画像=おすすめのウイスキー。(右から)グレン・キース32年(1972年・1973年)、ラフロイグ、アードベッグ24年(1975年)。『男の隠れ家デジタル』より 引用)

「個性、多様性ですね。同じ銘柄でもボトラーによって香りや味が違う。味はひと口飲んだ時に舌のどこに落ちるかによっても違ってくるもの。おおらかに飲んでウイスキーを愉しめればいいと思っています」

中村さんに挑むかのように今日も若者が扉を開けてやってくる。

キルケラン12年

Whisky名店②ウイスキー好きが集う聖地バー「CAMPBELLTOUN LOCH」
(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

昔ながらのフロアモルティングで精麦したモルトを100%使用して丁寧に造り上げた。香り高いキャンベルタウンモルト。しょっぱくスモーキーな味わい。1200円。

キャンベルタウン ロッホ
東京都千代田区有楽町1-6-8 B1F
TEL:03-3501-5305
アクセス:東京メトロ・都営地下鉄「日比谷駅」よりすぐ

提供元・男の隠れ家デジタル

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