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明治安田生命J1リーグ・湘南ベルマーレ所属のノルウェー代表FWタリク・エルユヌシ(34)は、早ければ今週中にも湘南ベルマーレとの契約延長で正式に合意する可能性があるようだ。29日、英メディア『ユーロスポーツ』ノルウェー版が伝えている。
同選手はノルウェー国内の強豪ローゼンボリBKやホッフェンハイム、オリンピアコス、スウェーデン国内の強豪AIKソルナをへて、昨年1月にAIKソルナから湘南ベルマーレへ完全移籍。今季はJ1リーグほぼ全試合でピッチに立ったが、1ゴールに終わっている。
そんなタリクと湘南ベルマーレの契約期間は来年1月までであるが、1年間の契約延長オプションが盛り込まれているとのこと。選手本人は直近数週間にわたり母国で休暇を過ごす中、『ユーロスポーツ』のインタビューで「湘南ベルマーレとの契約には1年間の延長オプションがあるし、契約書は持ち帰っている。日本でとても楽しい時間を過ごしているけど、湘南ベルマーレとすぐに契約しなかったのには理由がある」
「妻がノルウェーにいる間に(家族の将来について)考え直すかもしれない。ノルウェーで過ごしたいと思うかもしれない。だけど、その考えはどうやら良くないみたいだ」
「日本で順調だし、どう考えてももう1年湘南ベルマーレでプレーすることになるだろうね。日本にはこんなに長くいるとは思わなかったし、日本についての本が書けるくらいだ。日本での冒険を続けたいし、すぐにノルウェーに戻ることはないはずだよ。今週中にサインできるとは思う。僕自身あまり(自分の去就について)たくさん話はしない。僕の将来を決めるのは妻なんだ」と、湘南ベルマーレ残留に向かっていることを明かした。
ただ一方で、数日前に古巣であるノルウェー2部フレドリクスタFKの幹部と会談したことも告白。「ノルウェー国内では、僕にとってフレドリクスタFKが唯一のクラブだと感じている。フレドリクスタFKでキャリアを終えたい」と、古巣復帰への思いも語った。
なお湘南ベルマーレの前線では、ブラジル人FWウェリントン(34)が契約満了により退団している。今後数日以内にタリクが湘南ベルマーレ残留を決断するかどうか注目が集まる。