マスター・オブ・ウイスキーのセレクトで新たな味に出会う
扉を開くとウイスキーボトルがずらりと並ぶ光景に圧倒される。一体どれだけウイスキーを極めたらこの域に到達するのだろうか。オーナーバーテンダー鈴木勝二さんに聞くと
「はじめはウイスキー専門とかは考えてなかったんですよ。お酒が大好きだったからバーを始めたんです」と意外な答えが返ってきた。
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鈴木さんは長年飲食店で働いた後、平成13年(2001)に店をオープン。この時ウイスキーと他の酒の割合は半々ぐらい。その後ウイスキー文化研究所と縁ができた鈴木さんの運命を変えたのが、平成16年(2004)に作られた「ウイスキーコニサー」という資格だ。
持ち前の探究心から、第一回目の試験でエキスパートに合格。続けてプロフェッショナルも合格し、平成24年(2014)には、ついに最高峰のマスター・オブ・ウイスキーの第2号の称号を手にした。
「当時はまだ教本がなくて、とにかく勉強しましたね。でも今考えるとその時に身につけた知識が役に立っています」と鈴木さんは誇らしげだ。
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そして徐々に店に置くウイスキーも増えていき、今ではその数は1000本を超えるという。
「ウイスキーが苦手という人は、自分に合うウイスキーを見つけていないだけだと思うんです。この店でウイスキーとの新しい出会いを手助けができたら嬉しいですね」と鈴木さん。その雰囲気に思わず新しい味にチャレンジしてみたくなる。
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■Recommended whisky
マノックモア12年
John O’Groat’s 20周年記念ボトル
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スペイサイドの蒸溜所で造られるスコッチ。フレッシュでクリーンな香りが特徴で、フィニッシュはコーヒーやシナモンのような香りが愉しめる。同店20周年を記念して作った限定のボトル。1800円。
ジョン オグローツ
- 埼玉県草加市高砂2-10-20
- TEL:048-928-3228
- アクセス:東武鉄道「草加駅」よりすぐ
提供元・男の隠れ家デジタル
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