オンラインゲームにおける「垢バン」とは?
次に、ゲームにおける「垢バン」がどうなるのか紹介しましょう。ここでは、現在、世界でもっともプレイ人口の多いFPS(ファースト・パーソン・シューティング)である『APEX LEGENDS』を例に確認してみます。
『APEX LEGENDS』を運営しているEA GAMESでは、「垢バン」の段階を「停止」と「禁止」の2種類としています。
まず、「停止」は軽い違反を繰り返したり、利用規約に反した行動をした人に課されるものです。ゲームのアカウントが一時的に禁止されますが、一定期間が過ぎると停止は解除され、それ以降は普通にプレイできます。
停止処分を受けたのに、その後も違反行為を繰り返していると「禁止」となり、今度は永久にアカウントの使用が禁止されます。
ただし、重大な規約違反を犯した人は一発で禁止処分を受けることがあり、新たなアカウントを作ることもできなくなります。

どんなことをすると「垢バン」されるの?
そもそも、SNSやゲームでどんなことをするとアカウントがBANされるのでしょうか?
まず、Twitterでは他人を誹謗中傷したりニセ情報、わいせつな画像などを拡散する、あるいは他人になりすましたり、著作権や登録商標を侵害したツイートをすると垢バンされます。
また、Twitterの規約には年齢制限があり、13歳以上でないと利用できません。たとえば、Twitterのアカウントを入力するときに生年月日を間違えて13歳未満としてしまうと、垢バンされてしまいます。
『APEX LEGENDS』では、垢バンにつながる迷惑行為を以下の4種類に定めています。
まず、「チート行為」は外部ツールを使ってゲームを有利に進めたり、不正なプレイをすることを言います。銃の照準が勝手に合うツールや、壁をすり抜けるツール、移動速度を上げるツールなどがあります。
次に「ゲームプレイの妨害」は、ゲーム開始してすぐに放置する、敵に情報を伝える、破壊行為をするといった行為が対象となります。
「ハラスメント/脅迫」はチャットやボイスチャットで誹謗中傷をしたり、特定のプレイヤーにストーキング行為をしたりといった行動になります。
「不適切なコンテンツ」は、ゲームにふさわしくない名前を付ける、スパム行為をチャットで繰り返す、性的な言葉をチャットで連呼するといった行為となります。
最近では「初心者狩り」と呼ばれる行為も垢バンの対象となっていますので注意しましょう。これは、わざと低いランクに入ってキル数と呼ばれるポイントを稼ぐ行為のことです。
なお、『APEX LEGENDS』では、迷惑行為をするプレーヤーを通報する機能があります。複数の人から通報されたプレーヤーは垢バンの対象となります。