コンビニ各社がこぞって力を入れ、斬新でおいしい商品が次々と登場しているスイーツとパン。筆者も、よく新商品やお気に入りの定番商品を眺めているのだが、実は冷凍コーナーにも名品が存在するのをご存じだろうか。冷凍コーナーで見つけた、「スイーツはまだしも、パンは凍らせてもおいしいの?」という疑問を一口で吹き飛ばした、感動の3品を紹介したい。
今回選んだのはスイーツから「濃厚クリーミー窯焼きカタラーナ」、菓子パンから「しみふわっ フレンチトースト」、そしてオムライス専門店「ラケル」とのコラボが気になったパン「お店の美味しさそのまま ラケルパン」の3品。どれも一度冷凍した品を電子レンジであたためておいしくできるのか、全く想像がつかない。
「まあ、スイーツは冷たいものだし」と、冷凍でもそこまで抵抗のない「濃厚クリーミー窯焼きカタラーナ」から実食してみる。しかし、電子レンジで温めておいしくなるのか、開封前はまだ疑念がぬぐいきれない。
中身はカタラーナ2個とカラメルシロップが2袋入っている。ちなみに、カタラーナとはスペイン発祥のカスタードを使ったスイーツ。卵や牛乳が使われており、トロッとした食感が特徴だ。こちらをカップのままお皿に並べてラップをかけずに電子レンジで20秒(1個500w)加熱。温めた後にカラメルシロップをかけたら完成だ。
「あれ、温めたのにひんやり……」。大丈夫なのだろうかと思ったが、パッケージに「冷たくおいしい」と書いてあった。そうか、温めるわけではなく解凍して冷たいまま食べるのか。ようやく、冷凍食品のスイーツであることに頭が追いついてきた。
そして一口。滑らかな舌触りの中にときどき半解凍のシャリッとした食感が混ざる。なるほど、確かに冷蔵のスイーツでは出せないはずだ。卵の味がしっかりとして程よい甘さ。そこに絡まるカラメルソースは濃厚で、相性抜群。食感と味わいにすっかりとりこになってしまった。
冷凍スイーツの洗礼を受け、続いていただくのは「しみふわっフレンチトースト」。こちらはメープルシロップ入りで朝食などにも取り入れられそうだ。期待を込めて開封。
表面に焼き目がついており、卵がしっかりしみこんでいるのが見た目からも分かる。今回は3分50秒(500w)じっくりと加熱。容器ごと電子レンジに入れられるため食器が不要なことも、ズボラな筆者にとっては細かいがうれしいところ。熱々になったところで早速いただく。
電子レンジから取り出すとやわらかく、しっとりと仕上がっているのが分かる。耳と表面はやや硬め。中央にいくにつれて、染み渡った卵と牛乳がジュワッと存在感があらわれてくる。バターと小麦の風味がしっかりしているため、トーストだけでもおいしい。そこに、メープルシロップをかけると一気に味が変化。はちみつの豊かな香りに包まれて、甘さがかなりプラスされる。ひんやりとしたアイスをのせても、おいしそうだ。
味わいはおいしいのだが、全体的に「もさっ」とした食感が気になった。もう少し温めれば良かったのかもしれないが、やはりパンを一回冷凍してから調理するのには限界があるのかもしれない。
最後のパン。オムライス専門店「ラケル」が卵料理に合うパンとして開発した「ラケルパン」がファミマとコラボした商品だ。先ほどはメープルシロップなどで味を変えられたが、パンだけで勝負、大丈夫だろうか。
見た目は普通のパン。取り出してすぐは少ししっとりしており、冷凍したパンのおいしさをどうやって引き出すのか気になるところ。容器にうつして電子レンジで50秒(500w)温めれば出来上がり。
正直、そんなに期待していなかったのだが、これが驚きのおいしさ。甘い香りにふわふわの生地、小麦の優しい甘さ。バターでも塗って食べようかと思っていたが、何もつけなくても十分な甘さとおいしさを感じられ、あっという間に完食してしまった。外側はややしっとりしていたが、それもちょうど良い水分量で、中のふわふわ食感との違いを楽しむことができた。保存も効くし、何よりおいしい。
3商品とも最初に想像していた上をいくおいしさで、冷凍食品の進化を感じた。個人的には、お店の美味しさそのまま ラケルパンが一番のお気に入り。今後は菓子パンやスイーツコーナーだけでなく、冷凍コーナーも頻繁にチェックしていきたい。(エフェクト・霜越緑)
提供元・BCN+R
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