「アルフレックス玉川」では、12月1日(木)~12月26日(月)の期間、20世紀・伝説のファッションフォトグラファー ヘルムート・ニュートン氏と、ジャン=ミッシェル・バスキア氏の盟友ニコラス・テイラー氏の作品を展示販売する。
力強くも洗練されたモノクロ写真と、アルフレックス玉川のインテリア空間との融合を楽しめるイベントとしても注目したい。
2人が表現する力強くも洗練されたモノクロの世界
この度、「アルフレックス玉川」では、プライベートプロパティシリーズ ヘルムート・ニュートン×ニコラス・テイラー写真展「WAS HERE」を12月1日(木)~12月26日(月)の期間で開催し、2人の作品を展示販売する。
ヘルムート・ニュートン氏、ニコラス・テイラー氏は、20世紀、伝説のフォトグラファーとして、「VOGUE」誌や「PLAYBOY」誌の表紙を飾ってきたファッションフォトグラファー。
写真を通じて一瞬を切り取り、永遠にその瞬間を保存させた2人。その作品は、モノクロの世界から無限の可能性と自由を観る者に与えてくれる。
ファッション誌で活躍したヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)氏
1920年、ドイツのベルリンで裕福なユダヤ人家庭に生まれ、1936年より女流写真家イヴァ氏(エルゼ・ジーモン)のもとで修行を始める。
1940年にオーストラリアへ移住、1947年にアリス・スプリングさんの名で写真家として活躍した女優のジューン・ブラウンさんと結婚。ロンドン、後にパリへ移住した。
『VOGUE』などのファッション誌で活躍。1975年にパリで初個展。1981年モンテカルロへ移住するが、2004年ハリウッドで自動車事故にて他界した。享年83歳。
今も活動を続けるニコラス・テイラー(NICHOLAS TAYLOR)氏
ニューヨークで、フォトグラファーとしてのキャリアをスタートさせ、「ニューヨークの生きる伝説」と称される。
伝説のクラブ「MUDD CLUB」にて、アメリカで最も重要な新表現主義の画家として知られるジャン=ミッシェル・バスキア氏と出会い、その15分後に撮影された写真は今も世界中のバスキア展で、貴重な資料として使用される。
ニコラス・テイラー氏は、バスキア氏、マイケル・ホルマン氏などと、1980年代ニューヨークの先鋭的なノー・ウェイブシーンをリードしたバンド「GRAY」を結成。
「GRAY」は、1988年のバスキア氏亡き今も、ニコラス・テイラー氏とマイケル・ホルマン氏の2人でニューヨークを拠点に活動を続ける。
20世紀を駆け抜ける2人の写真家が表現する力強くも洗練されたモノクロの世界。それは、見る者に懐かしくも新たなアート心を呼び起こしてくれるだろう。
プライベートプロパティシリーズ ヘルムート・ニュートン×ニコラス・テイラー写真展「WAS HERE」
会場:アルフレックス玉川
所在地:東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズS.C.テラスマーケット2F
会期:12月1日(木)~12月26日(月) ※不定休
時間:11時~19時
(高野晃彰)
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、会期等を急遽変更する可能性あり。