今年もブラックフライデーの季節がやってた。ついこの前まで半袖に薄手の羽織りで丁度よかったが、気づけばすれ違う人はダウンジャケットやロングコート。毎年寒くなってからアウターを探し出す慌てん坊な同志たちへ、まだ間に合う4つの注目セールを紹介しよう思う。その前に「ブラックフライデーとはなんぞや?」と疑問をお持ちの方も多いはず。いつの間にか定番となったブラックフライデーについて改めて知っておこう。
そもそもブラックフライデーとは、アメリカの感謝祭(11月第4木曜日)の翌日の金曜日のことを指し、小売店などが大規模な安売りイベントを実施する。直訳すると「黒い金曜日」という不思議な名前だが、一説には1961年にアメリカ・フィラデルフィアの警察官が、感謝祭の売れ残りセールで買い物客が外に溢れ、仕事が増えるために「真っ暗な金曜日」と呼んだとされている。アメリカでは少し語弊が生まれそうな呼び方でもあるが、現地記者の「小売業者が儲かり黒字になる」という解釈から、プラスの意味で捉えられるようになったとか。年末商戦の幕開けでもあり、アメリカの小売業界で最も売り上げを見込めるこのイベントは現在、ヨーロッパ、アジアそして日本にも広まっている。なお、日本では感謝祭に類似する勤労感謝の日(2022年11月23日)に合わせて行う企業も多く、期間や開始日などがバラバラな点も特徴である。
さて、欲しかったあの商品や、高くて断念したこんな商品をセール価格で買える1年に1度のビッグチャンス。頑張った自分へのご褒美を探している方へおすすめのセールについて紹介しよう。
1.「バイマ(BUYMA)」
開催日:11月25日0時から
日本企業のエニグモが運営する「バイマ」は、ハイブランドや海外ブランドを中心としたアイテムを展開し、世界164カ国に点在するパーソナルショッパー(出品者)が海外から最新のファッションをセレクト、買付をしている人気ECサイトである。今年のブラックフライデーでは、3日間限定クーポンの配布やタイムセールの実施、ハイブランドを特別価格で数量限定販売する予定だ。また、「バイマ」公式YouTubeチャンネルでは「マルジェラ」が51%オフ、「アグ」が55%オフなど、編集部員が一足先に紹介している。WEBサイト上でも先行公開されているアイテムも必見である。
2.「ファーフェッチ(Farfetch)」
開催日:未定
2008年にポルトガル出身の起業家ジョゼ・ネヴェスによって設立された「ファーフェッチ」は、世界中のラグジュアリー、ハイストリートなどのセレクトショップ500以上、700以上ものブランドと提携し、34万点ものアイテムを取り扱うECサイトだ。今年の開催日は今日(11月21日)時点では公開されていないが、「さらなるプライスダウンが期待される。待望のブラックフライデーはまもなくスタート」とWEBサイト上には載っており、現在のセール価格よりもっとお買い得になるかもしれない。気になる人は事前会員登録をし、お気に入りアイテムを欲しいものリストに追加しておくことをおすすめする。
3.「高島屋」
開催日:11月23日10時から
高島屋のオンラインストアで開催されるブラックフライデー企画では、1,500点の特別アイテムをラインアップ。目玉は「ドリス・ヴァン・ノッテン(DRIES VAN NOTTEN)」のパンプス(33,880円)や「スコッティ・キャメロン(Scotty Cameron)」のパター(1,375,000円)などが日替わりでラインアップする予定だ。
4.「アマゾン(Amazon)」
開催日:11月25日0時から
ブラックフライデーの本命でもある「アマゾン」が今年も開催。現在WEBサイト上では一部商品の事前公開を行っており、クリスマスや年末年始、お正月に向けた最新の電気用品や食料品、お酒やアイテムなどを幅広く展開する。また、最大10,000ポイント還元キャンペーンやファイアスティック(Fire Stick)やキンドル(Kindle)、ファイアタブレット(Fire Tablet)などのアマゾン製品を購入した人はポイント5,5%アップのキャンペーンも実施予定だ。
文・岡本湧/提供元・SEVENTIE TWO
【関連記事】
・「オニツカタイガー」からファッションと快適性の両面にこだわった新作シューズが登場
・「ニューバランス」から90年代のアウトドア小物に着想を得た限定カラーの「992」が登場
・「ザ・ノース・フェイス」が独自に開発した防水透湿素材を使用したコーチジャケットを発売
・「ミズノ」が高反発ソール素材を搭載したランニングシューズ「WAVE AERO 19」を発売
・「ナイキ」から環境に配慮したバスッケトボールシューズが誕生