電車結びの短所
これは何と言っても結束強度の危うさと、結びコブの問題だろう。魚との距離が数mしかない超接近戦ではスリル満点だ。切られる!と、思う瞬間がわかると言っても過言ではない。ドラグを細かく調整しながら時間を掛けていなし、魚をとことん弱らせてからキャッチする。そんなダーティな方法になる。ファイトは面白いが、魚へのダメージは計り知れない。
キャスト時にも不安
リーダーを太くする方法もあるが、今度は結びコブが大きくなり、射出時にガイドにガツンと当たり、飛距離が落ちるし、手元に不快なインフォメーションが伝わる。ある程度は改善できるが、慣れと研究が必要となる。

電車結びでルアー釣りを楽しもう
この電車結びで幾度となく良型シーバスをキャッチしてきたが、先に書いたようにスマートに釣りができるようになるにはある程度の実釣が必要だ。何度も結んで改良を重ねる必要がある。しかしここまで書いた手前、やはり頑丈なFGノットをマスターしましょう!などと言う気はさらさらない。しっかりと電車結びを結べるように練習して、魚に余計なダメージを与えない釣り方をマスターしよう!そう言いたい。
乱暴な言い方をすれば、難しいノットができないくらいでルアーフィシングへのやる気をなくしてほしくない。そもそも不完全なノットを組むくらいなら、完璧な電車結びの方がはるかにいい。電車結びでも良型のシーバスは釣れる!それは筆者の実釣が証明している。ルアーフィシングは楽しんでこそゲーム性も生きる。初心者の方でもこの簡単な電車結びは必ずマスターできる。そして、電車結びを使って思い出深いシーバスを、他の魚をゲットしよう!
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<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
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