価値あるスジコを堪能
釣果は28~40.5cm21尾。内訳はヒメマス17尾、コーホサーモン3尾サツキマス1尾。そのうち性別の判断が付かない3尾のヒメマスを持ち帰り、2尾にスジコが入っていた。
芦ノ湖は孵化期の水温が高いためか、メスの割合が低い傾向がある。メスは10~20尾に1尾程度と言われており、とても価値の高い1尾。それでも、例年通りのマスの親子丼の食材を手に入れ、ワカサギの天ぷらとともに翌日の食卓に載った。
ワカサギは平均サイズ向上
10月29日(土)は、湖尻から出舟。この日も朝はワカサギ釣り。桟橋では水深19mほどの場所で釣れるとの話だったが、よく釣れたのは水深22~23mの底から1mほど浮いた場所。元箱根よりもサイズがよく、平均8~10cm。
ただ、エサを付けただけでは食いが悪く、白サシの半分カットで食ってきた。このようなときは、赤虫のほうがいいかもしれない。釣果は、3時間で6.5~10cm154尾。
大物ヒットも痛恨のバラシ
10時半からは、対岸に渡ってトラウト狙い。立岩まで50分かけて漕いで行き、ゾンカージギングで底層からシャクリ上げてくる。すると開始早々、水深26mラインの底から10mのタナで、ズドンと重量級のアタリ。
クネクネと体をくねらせている魚信はあるものの、重くてまったく動かない。1分ほどやりとりをしたものの、痛恨のラインブレイク。魚信からして70cm超級のブラウンだろうか。
その後は東岸に戻って探ってみるが、まったくアタリがないまま時間が過ぎていく。そこで、再び西岸に。
納竿間際に61cmニジマス登場
納竿間際の15時10分、水深24mの底から8mのタナで当日2度目のアタリ。やりとりをしている間は40cm級かと思っていたが、水面に浮いてきたのは後検61cmのニジマス。体高はないが、幅のある立派な魚体だ。当日の釣果はこの1尾のみだったが、秋シーズンに釣ったことに価値がある。
10月29日現在で、ところどころで濁りが出ていおり、水温も徐々に下がってきている。11月に入れば、水温が15度以下になり、ワカサギもトラウト類も活性がよくなってくるだろう。今年は、夏の大渇水があり、芦ノ湖の季節の進みが例年に比べて遅いようだ。
<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
芦ノ湖