<東京・蒲田>10名が出展する「NITO12 東京群島生活」

東京・蒲田では、12月19日(月)までの期間、アーティスト10名が出展する展覧会「NITO12 東京群島生活」が開催されている。

奥野智萌氏 《ナイトルーティーン》

奥野智萌氏 《ナイトルーティーン》

同展覧会では、「東京の風景」や「アーティストの人生の一場面」といった題材で、彫刻、写真、映像、版画などさまざまな手法を使ったアートを展示。個性の強い作品が集い、群島さながらの“ひとつの塊”を形成する。

なお、「NITO」と銘打たれた、若手アーティスにフォーカスする展覧会が開催されるのは今回で12回目。これまでも数々のアーティストが登場してきたが、「NITO12」では小笠原周氏、奥野智萌氏、高橋直宏氏の3名が初参加する。

小笠原周氏 《浮涅槃》

小笠原周氏 《浮涅槃》

高橋直宏氏 《ビーチにて》

高橋直宏氏 《ビーチにて》

実力ある若手アーティストの作品が、観る人の感性に新たな刺激を与えてくれそうだ。

NITO12 東京群島生活
期間:開催中~12月19日(月)
開廊時間:11時~19時 ※11月27日(日)は18時まで
休館日:火、水、木(祝日は営業)
会場:アート/空家 二人
所在地:東京都大田区蒲田3丁目10-17
入場費:無料

<東京・南青山>体験スペース「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」

現在、東京・南青山では、LEXUSのブランド体験スペース「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」にて、熱音響と光による空間インスタレーション作品「Ethereal Cycles」が展示されている。

作品を手がけるのは、機械仕掛けの装置を通して周囲の環境とのつながり、新たに見出される「自然」をテーマにしたメディアアート作品を展開するアーティスト・コレクティヴ「Natura Machina(ナチュラマキナ)」。

「Ethereal Cycles」は、“レイケ管”と呼ばれる熱エネルギーを空気振動へと変換する熱音響変換現象をもとにした大型インスタレーション作品だ。

展示空間には、フレームに吊られたガラスの円筒群をグリッド状に組んで設置。それぞれの筒の中に組み込まれた電熱線が光と共に発熱すると、周囲の空気が下部から引き込まれ、周期的な圧力変化が音となって空間に鳴り響く。

それぞれの電熱線はプログラムされたリズムで順次駆動し、光と音の重なりが空間内をさまざまな経路で移動。さらにこれらは、周囲の気流や気温、鑑賞者の動きなど、空間のさまざまな要因に影響を受けて変化するというから驚きだ。

熱、光、音というエネルギーの循環を目で追い、その素晴らしさに想いを馳せたい。

「Ethereal Cycles」展示
期間:開催中〜2023年1月25日(水)
会場:INTERSECT BY LEXUS – TOKYO
所在地:東京都港区南青山4-21-26