着物は着付けが必要な上に、歩きづらく、着崩れる。

その全てを解決した「着物ガウン」がクラウドファンディングサービス「KICKSTARTER」に登場した。

着物にこだわる巧流社がクラウドファンディングを開始

巧流社は「着物をファッションに」をコンセプトに、着付けのいらない着物などを扱うカジュアル着物ブランド「巧流-call-」を運営している。

また、日常的に人々が着物に触れられる環境をつくるため、着物をレンタルできる上、スタッフも全員着物着用で接客をする「dining bar call」なども運営。これまで着物の普及に力を入れてきた。

今回、そんな同社が新たに「着物ガウン」を開発。11月22日(火)よりKICKSTARTERにてクラウドファンディングをスタートした。

着物職人が手作業で仕上げる「着物ガウン」

着物は洋服と違い、生地を直線的に裁断し、裁縫のみで仕立てていく。肩から裾にかけてのラインが非常に美しいのもそのためだ。

今回登場したのは、そんな着物のメリットを活かした今までにない「着物ガウン」。

着物や衣服は大きな工場で縫うと安価で製作できる。しかし「着物ガウン」は、細部の品質にこだわり、職人が一つひとつ丁寧に手作業で仕立てる。

着物職人による縫い方の特徴は、ゆとりがあるという点。ゆるく縫い上げることで縫い目が柔らかくなり、着たときの体へのフィット感がアップする。

アイロン掛けが不要な洗える生地を採用

生地には、やわらかな風合いを持つ、着物の直線的な魅力が伝わりやすいスーツ生地を採用。スーツ生地なのに家庭の洗濯機で丸洗いが可能で、アイロン掛けも不要だ。

着物のシルエットを大切にしつつ、機能面を留意

着物には本来、ポケットはない。しかし、アウターやコートの機能としてポケットは必須だ。

そこで、今回のアイテムも着物としてのシルエットを崩さないように注意しつつ、ストレートポケットを取り付けた。

もちろん、着物の特徴である大きな袖はそのまま活かしてある。大きな袖はアクション時に優雅に揺れ、仕草を上品に見せる効果も。

こだわり抜いた着物ガウンで新しいコーディネートに挑戦してみては。

(IKKI)