劣化の見分け方
足を入れづらくなったら注意

スキーブーツは劣化が進むと素材が硬くなっていきます。以前はスムーズに足を入れることができたのに、急に足を入れづらくなったのであれば硬化が原因だと考えられるでしょう。
また、足が入ったとしても極度な窮屈感を感じるのであれば、スキーブーツが硬くなっている可能性が高いです。履いた時の感覚に違和感を感じた場合は使用をやめて、新しいスキーブーツへの買い替えを検討してみてください。
ヒビ割れが出ている場合も使用を中止
スキーブーツの硬化が進むと、細かな部分にヒビ割れが出てきます。小さなヒビ割れだとしても、ゲレンデで滑走している途中でどんどんヒビが大きくなっていく可能性があるため使用を中止してください。スノーブーツを使う前には全体の様子をしっかりチェックしてからゲレンデに出ることが大切です。
無理して使うとスキー中に分解の恐れも
硬化が進みヒビが割れているにも関わらずゲレンデで滑走を続けると、途中でスノーブーツが分解する危険性があります。実際に使用中にブーツが壊れた人も少なくありませんので、劣化の兆候が見られたら注意してください。
正しいお手入れと保管方法
ゲレンデで使った後のお手入れ

なるべくスノーブーツを長持ちさせるためには、ゲレンデでついた水分を残さないようにすることが重要です。水分によって素材が傷み、劣化のスピードが早まります。スキーを楽しんだ後は、乾いた布を使って全体を拭くようにしてください。外側だけでなく内側にも雪が入り込んでいる可能性があるため、拭き残りがないよう注意するのがポイントです。
風通しのよいところで乾かす
水分を拭き取ったあとは、風通しのよいところでしっかり乾かします。拭いた後もブーツの中には水分が残っている可能性があるため、しばらく乾燥させることで十分に水分を抜き取ることが大切です。2〜3日ほど乾かしておくとよいでしょう。
シーズン後のお手入れ

スキーブーツの中に入れているブーツインナーは、1シーズンに1回洗うようにしてください。インナーを洗っておくことで清潔な状態が保たれ、ブーツ全体の劣化も防げるでしょう。
まずはバケツの中の水に少量の洗濯洗剤を垂らし、インナーブーツを入れます。押し洗いをした後に水を取り替え、洗剤を全て洗い流したらしっかり乾燥させるのがポイントです。乾いたインナーブーツは、再びブーツに取り付けておきます。
乾燥剤を入れて保管
レクザム DRY REX
スキーブーツ本体は、全体を乾拭きした後に乾燥剤を入れて保管します。直射日光が当たらず、湿気の少ない場所で保管するのがポイントです。風通しのよいところで保管しておけば、使用していない間も劣化を抑えられるでしょう。
レクザムの乾燥剤は、シリカゲルの力で湿気を吸収し、スキーブーツの劣化を防ぎます。太陽光に当てて乾かせば繰り返し何度も使えますので、コストパフォーマンスにも優れているのが魅力です。ぜひ、保管に活用してみてください。