小田急百貨店は12月1日、東京・新宿駅西口の地下街「小田急エース」に同社がプロデュースした食品売場「SHINJUKU DELISH PARK(新宿デリッシュパーク)」をオープンする。
建て替えのため10月2日に営業を終了した小田急百貨店新宿店本館の食品売場から移転する食物販の専門店と新規導入する店舗を組み合わせ、約1000㎡の売場面積で展開する。
売場は「PARK1」から「PARK6」までの6つのゾーンで構成される。他のゾーンより早く、平日朝8時に営業を始めるPARK1では、弁当や総菜、パン、生搾りジュースなどを販売。雑誌「オズマガジン」と協業したオリジナルベーカリーも販売する。
PARK2では洋菓子やスープ、PARK3では和菓子、PARK4とPARK5では有機・自然食品やドーナツなどの専門店が営業する。イートインコーナーのPARK6では、全国のラーメン店の人気メニューを期間限定で提供する。
小田急百貨店では新宿店本館の営業終了に伴って10月4日、一部の売場を商業施設「新宿西口ハルク」に移転した。新宿西口ハルクと小田急エースは近接しており、新宿西口ハルクに移転した食品売場とデリッシュパークを連動させ、催事企画や情報発信などを行っていく予定。
なお、新宿店本館跡地には地上48階建て、高さ約260mのオフィスや商業機能を備えた複合高層ビルが2029年度に完成する見込み。
提供元・DCSオンライン
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