「スナイデル(SNIDEL)」や「ジェラートピケ(gelato pique)」などを手掛けるマッシュホールディングス(以下、マッシュHD)は、米国ファンドのベインキャピタルに株式を譲渡する契約を締結した。ベインキャピタルは、マッシュHDの近藤広幸社長が保有する全株式を取得する。買収額は2000億円規模とみられる。買収後、近藤社長は4割程度を再出資して株式を保有し、マッシュHDの経営に継続して関わる。マッシュHDの2022年8月期の連結売上高は、前期比で14%増の1023億円。2018年8月期に約700億円だった売上高は、コロナ禍にもかかわらずこの4年で43%も拡大している。営業利益率はアパレル業界の平均である約5%の2倍の約10%で、成長余力がまだ十分にある。近藤社長は、今回の米国ファンドとの提携を機に、現在は売上高の10%程度である海外事業の成長を加速し、数年以内の新規株式上場(IPO)を目指す考えだ。

文・セブツー編集部/提供元・SEVENTIE TWO

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