マツキヨココカラ&カンパニーは11月14日、2023年3月期通期の連結営業利益が前期比40.7%増の578億円になる見通しだと発表した。従来予想に比べて48億円の上方修正となる。

 感染症拡大による行動制限が緩和されるなか、比較的恵まれた天候が続いたことでシーズン商品の販売が好調に推移した。経営統合による効率化の効果も出て、5月13日公表の従来予想を上回る。

 純利益は10.8%増の381億円と、従来予想から31億円の上振れとなりそうだ。売上高予想は9500億円(30.1%増)で据え置いた。

 同日発表した22年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比67.9%増の4650億円、営業利益が81.5%増の283億円、純利益が81.7%増の185億円だった。21年10月に実施した経営統合の効果で、業績が大きく伸びた。

 セグメント別では、マツモトキヨシグループ事業の売上高が1.9%増の2762億円、セグメント利益が16.1%増の188億円となった。ココカラファイングループ事業の売上高は1875億円、セグメント利益は93億円だった。

提供元・DCSオンライン

【関連記事】
「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」