紳士服量販店のコナカは11月7日に、2022年9月期の業績予想の修正および特別損失の計上を発表した。業績予想の下方修正の内容は以下の通り。
・売上高:750億円→631億7400万円(増減率−15.8%)
・営業利益:7億円→−32億5500万円(前年実績−78億2500万円)
・経常利益:14億円→−21億9300万円(前年実績−65億1600万円)
・親会社株主に帰属する当期純利益:3億円→−32億3100万(前年実績−19億3800万円)
なお、上記業績には連結子会社であるサマンサタバサジャパンリミテッドの2021年9月1日から2022年8月31日までの経営成績が含まれている。
当初の予定からはすべての項目で大幅な下方修正がなされた。同社は新型コロナウィルス感染症の影響による業績低迷が2022年9月期中に正常化すると仮定していたが、変異株による感染再拡大が繰り返されたことにより大きな改善が見られなかったとしている。さらに、不安定な海外情勢や急激な為替変動による物価上昇、海外旅行者の入国規制によるインバウンド需要の低迷等により、思うようにコロナ禍からの回復は図れなかった。
販管費を予想に比較し6.1%抑制したものの、売上の低下に伴う売上総利益の減少が影響して32億5500万円の営業損失を計上。経常利益は13億8200万円の営業外利益計上により21億9300万円の損失になった。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失の18億9900万円の計上により32億3100万円の損失になった。
大幅な下方修正になったものの、前年の巨額な赤字に比べるとまだマシと言えるのではないだろうか。
文・伴野由佳/提供元・SEVENTIE TWO
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