雪と泥が入り混ざったぬかるんだ道を、トコトコと小走りに駆け寄ってくる一匹の子猫。どうやら親からはぐれてしまった野良猫のようです。
子猫も命の危険を感じ、何が何でも誰かに拾ってもらいたいという強い気持ちから決死の思いで人間に近づいてきたようです。
そんな子猫のすがるような思いを感じるだけで胸がキュンと熱くなってしまいます。幸いなことに、この子猫は無事に通りすがりの男性に拾われて家に連れ帰ってもらえたようです。
まずは洗面でたらいのなかにお湯を入れた即席のお風呂のなかで泥で汚れた子猫をていねいに洗ってあげます。
子猫も怖いのか、尻尾を内側に丸めて、しかも後ろ足は小刻みに震えています。おでこには皮膚病か傷のようなものがあります。
全身を綺麗に洗ってもらいさっぱりしてからごはんもモリモリ食べて寝床の中に入っていきました。