ルーフォロ荘(Villa Rufolo)

ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=『たびこふれ』より引用)
ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=『たびこふれ』より引用)
ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=『たびこふれ』より引用)
ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=『たびこふれ』より引用)

ルーフォロ荘はラベッロの中心の大聖堂の広場に面して目立たない入口があります。ルーフォロ荘は1270年から1280年にかけてラベッロの有力者ルーフォロ一族により建てられました。ボッカッチョ作「デカメロン」の中にも当時のオーナーだったランドルフォ・ルーフォロのことが記されており、当時はイタリア中で有名だったことがわかります。

その後、複数のオーナーの後、1851年に植物商であり芸術商であったスコットランド人サー・フランシス・ネヴィル・リードにより、当時まだ目新しかった植物で庭園が彩られ、庭から眺められるサレルノ海の青さと見事なハーモニーを奏でるようになりました。

ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=『たびこふれ』より引用)
ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=『たびこふれ』より引用)
ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=『たびこふれ』より引用)
ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=『たびこふれ』より引用)

かのワーグナーもラベッロを愛した人の一人で、ラベッロに滞在しながら、オペラも作曲もしたといわれています。ここラベッロに滞在して、彼の最後の作品となるオペラ「パルシファル(Parsifal)」の第二章を書き上げたと言われています。そのワーグナーの縁で、ラベッロでは、毎年夏に野外コンサートが開かれます。夏の夕暮れに、瀟洒な南欧のルーフォロ荘というヴィラの庭園で聞く音楽とサレルノ湾から吹き上げる涼しい風、真夏夜の夢と呼ぶにふさわしいのです。

ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=『たびこふれ』より引用)

今年のフェスティバルは開催が困難と思われますが、以下のページでフェスティバルの詳細・日程などをご覧になれます。来年こそはぜひという方はご覧ください。

ワーグナーが愛した街、RAVELLO(ラベッロ)
(画像=<フェスティバル・コンサートやオペラの舞台>、『たびこふれ』より引用)

このコロナ禍が早く終息して、世界中からラベッロに集まった人々と共に、ひとときの音楽の平和な世界にみなさんと浸りたいと思います。

文・写真・ドルチェビータ/提供元・たびこふれ

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