
ジョイフル本田の7~9月(2023年6月期第1四半期)は、売上高309億円(前年同期比0.3%増)、営業利益30億円(5.6%増)の増収増益となった。
商品グループ別では、「資材・プロ用品」の売上高が3.0%増、「ガーデン・ファーム」が1.3%増と好調に推移した。
粗利益率に相当する売上総利益率32.3%と前年同期から1.0ポイント(pt)アップし、同時に営業利益率は9.9%と、いずれも過去最高だった。急騰が続く光熱費が前年同期比で56.1%増となったが、全社で合理化を進めることで、販売管理比率は0.7ptアップに抑え27%だったことが増益に繋がった。
また株主還元策として、資本効率を高め、1株当たり利益の増大を図ることを目的に、コミットメント型自己株式取得(FCSR)による自己株式の取得(25億円)を実施した。FCSRは市場の流動性にかかわらず、自社株買いの取得達成を確実に高めることが可能な手法で、日本企業では、ジョイフル本田が初。
通期では、売上高1300億円(5.2%増)、営業利益118億円(3.6%減)、経常利益124億円(6.2%減)、当期純利益86億円(22.5%減)を見込んでいる。
提供元・DCSオンライン
【関連記事】
・「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
・ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
・1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
・全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
・キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」