アンドロイドを提供しているグーグルとの協力を通じたサムスン電子スマートフォンに対する持続的なセキュリティ強化が必要と見られる。昨年、一部のサムスン電子のスマートフォンがゼロデイハッキング攻撃を受けたことが分かった。韓国メディア「クローバルエコノミック」が報じた。(写真:ハッキングを受けたとされるGalaxyS10 5G=サムス電子)

IT専門メディアのポケリントによると、攻撃を受けたスマートフォン機種はGalaxy S10とA50、A51の3つのモデルであることが分かり、ハッキングの影響を受けた3つの機種のスマートフォンは特定のカーネルバージョンを実行していたと伝えられた。

グーグルのセキュリティ研究院はこれをアンドロイドOSの欠陥脆弱性と判断し、セキュリティパッチを通じて現在はパッチをしたと明らかにした。ゼロデイハッキングは、特定ソフトウェアにまだ知られていないバグを利用してハッキングすることを通称する用語で、アンドロイドOSのセキュリティ脆弱性を利用してハッキングを試み、スマートフォンシステム権限を獲得しようとしたものと分析した。

グーグル側は、「ハッキングの疑いがある企業に関する言及を避けたが、今回のハッキング攻撃は、他の類似のハッキング攻撃と類似したパターンを見せた」とし、「このようなハッキング手法は、国家保安にも採用されたことがあり、ハッキングの痕跡を通じて背後を調査する方針だ」と明らかにした。

現在、iPhoneを除いた大部分のスマートフォンメーカーはグーグルのアンドロイドOSを使用しており、通常多様なモデルのスマートフォンと仕様を考慮しなければならないため、アンドロイドOSのセキュリティはアップルのIOSよりはセキュリティが多少劣ると知られている。

グーグルはアンドロイドのこのようなセキュリティ脆弱性を2020年末にサムスンに報告し、2021年3月に影響を受けたスマートフォンに対するセキュリティパッチが行われたと言及した。

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