ゴールドウインは11月8日、2023年3月期の第2四半期決算(2022年4月1日〜9月30日)を発表した。売上高は453億900万円(前年同期比+18.6%)、営業利益は52億7700万円(同+60.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は58億4400万円(同+122.0%)と大幅な増収増益だった。売上高は第2四半期累計で過去最高を更新し、当期純利益は2倍以上となった。直営店、卸先、Eコマースの全ての販売チャネルで前期比で増収となり、主力ブランド「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」はアパレルだけではなくバックパック、シューズなどのギアが2桁増の売上高となり、業績に貢献した。第2四半期までの直営店舗数は、出店が1店、退店が7店で158店舗。

決算発表会に登壇したゴールドウインの渡辺貴生社長は、「第3四半期で一番大きなインパクトを作る」と語っており、コロナ禍による行動規制も緩和され、キャンプ需要や登山・ランニング需要、さらには旅行やインバウンドなど幅広い需要が期待できる。11月8日には「恵比寿ガーデンプレイス」に関東最大店舗を出店しており、新たな顧客の獲得も見込めるだろう。海外でも人気の高い「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)」は、メンズだけではなくウィメンズも好調で、中国や韓国だけではなく東南アジアの顧客の獲得を目指す。通期見通しにはインバウンド需要の回復を織り込んでいないため、通期業績予想を修正する場合は速やかに発表するとしている。

文・セブツー編集部/提供元・SEVENTIE TWO

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