11月3日(現地時間)、スペイン・サンタスサンナで開催されている『IFBB世界選手権』のボディビルマスターズ60歳以上級に金澤利翼選手(86)が主催のIFBB(国際ボディビル・フィットネス連盟)から招待による出場を果たした。
金澤選手はボディビル国内最高峰の「日本選手権」で1960年、63年と2度の「ミスター日本」の称号を手にしており、年齢別の日本一を決める「日本マスターズ選手権」では15度の日本一に輝いているほどの選手だ。しかし、今年の「日本マスターズ選手権」では81歳の笠原孝昭選手に敗れ、日本代表としてのクオリファイは逃していたが、IFBB主催者からの招待で今大会の出場となった。金澤さんは80歳となる2016年の「IFBB世界マスターズ選手権」で65歳以上級6位に輝き、その際にIFBBから特別表彰された世界的なレジェンドビルダーといえるだろう。
本クラス出場選手は12名。60代の選手が10名、2番目に高齢の選手とは生まれ年で9歳差と金澤選手の年齢は飛び抜けていた。結果はラウンドⅠでの12位と予選敗退となったが、大会最高齢86歳での世界大会出場は偉業ともいえる。
いくつになっても続けることができるボディビルの素晴らしさを世界に発信したニュースになったに違いない。
文:FITNESS LOVE編集部 撮影:Igor & Jakub