いざ車を買おうとすると慎重になるもの。中古車といえど、数年は乗り続けることを考えたら、購入後に後悔はしたくないですよね。ここでは、中古車を購入する方が事前に疑問になることをまとめてみました。疑問解消にお役立てください。
いまだにメーターを巻き戻して販売されるケースは存在します。本当は6万キロ走っているのに3万キロまでメーターを戻すとか、メーターを丸ごと交換して本当の走行距離をわからなくする業者もいます。
素人がこの不正を見抜くのはとても困難ですが、自衛策としては購入時に整備記録簿の有無を確認することが第一。記録簿には新車時からこれまでの整備の記録があり、必ず距離が記載されているからです。
また、内装やステアリング、シートなど、距離に見合った傷み方をしているかどうか?も要チェックです。
なお、中古車公正取引協議会が導入している「走行メーター管理システム」を利用すると、オートオークションの出品履歴や点検整備記録簿等の関係書類のデータを蓄積していますので、その当時の走行距離をチェックできます。
新車ディーラーが展開する中古車店や全国にフランチャイズがあるような大手の中古車店ならまず安心して大丈夫ですが、中古車を選ぶうえで販売店選びはとても大切です。信頼できる良いお店はどこをチェックすればよいのでしょうか?
まず、その中古車販売店が公取協・中販連(JU)の加盟店であるか?そして、営業マンや販売店オーナー、スタッフなどの接客態度が良いかどうか?ということを考えましょう。
また、お店に展示されている中古車の回転が良いか?何か月もずーっと同じ中古車が展示されているようなお店はちょっと不安ですね。口コミサイトで検索することも可能ですが、これも自作自演の場合がありますので、あくまで参考程度に。
中古車を購入すれば、新たにその自動車保険を掛けることになります。
もちろん、以前の車にかけていた保険から等級などは引き継ぐことは可能です。しかし、クルマを入れ替えることによって保険料(車両保険)が大きく変わる可能性もあります。自動車保険料が安くなる場合もありますが、高くなるケースもあります。
また、これまで加入していた自動車保険では保険料が変わらなくても、他の保険会社に乗り換えると保険料の算定基準が異なるため、保険料が安くなるケースもあります。
同じ排気量でも、車種によって大きく異なるのでネットの一括見積などを利用して保険料を試算してみることをお薦めします。
車を購入する場合は、新車も中古車も税金や諸費用など、車両本体価格の他に、さまざまなお金がかかってきます。主なものを箇条書きにしてみましょう。
1.自動車取得税
車を購入するときに課税される税金。
中古車の場合、【車両本体価格(メーカーオプション込み価格)×0.9(90%)×税率5%×中古車残価率×5%】です。50万円以下の中古車なら取得税は0円です。騙されないように。
2.自動車税(軽自動車税)
毎年納める、車の排気量に応じて課税される税金です。1.5リットル超~2リットル以下なら39500円
3.自動車重量税
重量税は車検時に2年分を先払いするので車検が残っている場合は、重量税を支払う必要はありません。
4.車庫証明費用
新車・中古車を購入すると陸運局での登録をするために「車庫証明書」が必要になります。(軽自動車の場合は車庫証明ではなく保管場所届出)自分で行えば費用は印紙代だけでOK。また、賃貸の駐車場を借りている場合は駐車場の契約書が、使用承諾証明書として認められます。(不動産屋さんや駐車場の大家さんに書いてもらうと5000円~1万円かかる場合もあります)
5.登録手続き代行費用
管轄の陸運局で、車の名義変更を販売店に代行してもらう費用です。費用の相場は2-3万円ですが、とても簡単な手続きで済みますので、自分でやれば登録費用+ナンバー代などで5000円以下ですみますよ。
6.リサイクル法関連費用
2005 年より導入された費用で抹消登録(廃車手続き)の際、エアコンのフロンガスやエアバッグなどを処理するための費用です。すでにリサイクル料金を前オーナーや販売店が支払っている場合、リサイクル預託金相当額として請求されます。
新車よりも値下げ幅はもちろん少ないのですが、交渉次第で多少はディスカウントしてくれるお店もあります。
人気車種であれば値下げうんぬんの交渉をしているうちに他のお客さんが買って言ってしまうかもしれません。不人気車や多少の訳あり車、アウトレット車と呼ばれている中古車は値下げ交渉してみると良いかもしれません。
上記の項目を抑えて、よりよい車選びの参考にしてみてください!