オレンジ色でロングヘアのゴージャスな猫さんが目の前に置かれた自分用の食器を見て、中身が空っぽなのがお気に召さないようで少しイラッとした表情をしています。
このままで許されるわけはありません。早速、目の前の器に手をかけると、それをこれ見よがしにユサユサと揺らし始めました。重い陶器の器がドスドスと音を立てています。
フローリングの床の上で大きな音を立てれば、さすがに飼い主さんもすぐに気づくはずです。ところが何度食器を鳴らしてもソファでまったりしている飼い主さんは気づく様子はありません。
諦めずに音を鳴らし、ごはんが入っていないことを忍耐強く伝える猫さんに、ようやく飼い主さんが気づいたようで、ようやくカリカリフードを入れてくれました。