ジュビロ磐田 写真:Getty Images

 ジュビロ磐田は5日の明治安田生命J1リーグ最終節で京都サンガ相手に0-0で引き分け。J1最下位に終わりJ2降格となっている。それだけに試合後のセレモニーでは、ゴール裏のジュビロ磐田サポーターが横断幕を通じてクラブ幹部に対して厳しいメッセージを送ったほか、小野勝代表取締役社長が辞任を宣言している。

 ジュビロ磐田は昨季のJ2リーグで優勝してJ1復帰を果たすと、今季も序盤から勝ち点を積み重ねていた。しかし7月にリーグ戦4連敗を喫すると、8月15日に伊藤彰監督を解任。渋谷洋樹ヘッドコーチの内部昇格によりJ1残留を目指して戦ったものの、先月29日の第33節・ガンバ大阪戦で敗れたことによりJ2降格が決まった。

 そんなジュビロ磐田は京都サンガ戦後にセレモニーを実施。その際に、ゴール裏に陣取るジュビロ磐田サポーターが「一貫性のないフロントの姿勢に不信感しかない 説明、けじめ この責任は誰が果たす?」、「ビジョンの見えない強化と育成」、「脱天下り先企業」、「過去の反省は生かされたのか?」、「真のフットボールクラブへの変革を」と書かれた横断幕が掲出されている。

 またジュビロ磐田の小野勝社長はセレモニーの挨拶を通じて、辞任を表明。辞任表明の際に拍手が起こる時の様子がツイッター上で拡散されると「けじめなんだろうけど、覆水盆に返らず」、「小野社長辞任で拍手は皮肉すぎる…」、「辞任って言葉で逃げるな!」といった手厳しいコメントが寄せられている。