トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは大会出場に向けて約4カ月で15kgの減量に成功した唐澤孝寬さん(22)。大学生活を送りながらしっかりと絞り、メンズフィジーク新人の部176cm超級と大学生の部でダブル優勝した秘訣とは?
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩
唐澤孝寬さんは中学生のころに野球チームで練習の一環として筋トレを始めた。そこからトレーニングにはずっと触れていたが、大学2年生のころ本格的に鍛えたいと思い立つ。
「学生生活最後の思い出を作りたくて、ボディコンテスト出場を決め、トレーニングを本格的にスタートしました」
トレーニングは肩、背中、腕、胸、脚の5分割。
「トレーニングは死ぬ気でやるようにしています。トレーニングを始めて肩幅が広くなり、小顔にみえるようになりました」
唐澤さんは大学で野球部に所属しており、ボディメイクとの両立に苦労したという。
「減量末期は部活がすごくキツかったので、時々物陰で休憩を取ってしまうほどでした……」
野球との両立によって減量が加速したという唐澤さんは、約4カ月で15kgの減量に成功し、見事優勝を果たした。意外なことに食事量の制限はほとんどしなかったという。
「減量の秘訣はしっかり食べて、超ハードに動くことです。食事は炭水化物を減らさず、沢山食べる。タンパク質・脂質もバランス良く摂りました」
マッスルゲート東京でダブル優勝を果たした唐澤さんは次の挑戦への意気込みを語った。
「次回の大会ではトリプルエントリーして、3つメダルを取りたいです」