スイスの時計ブランドとバレンシアを拠点に活動するアーティストが、光、色彩、動きによる時間の新たな表現を実現するためにふたたび手を組んだ。
100本限定モデルの「デファイ エクストリーム フェリペ・パントン」が、ゼニス ブティック銀座およびオンラインブティックにて販売中。
鮮やかに光輝く「デファイ エクストリーム フェリペ・パントン」
本作は、まず全体が鏡面仕上げのステンレススチール製で、ファセットカットのラインを描くデファイ エクストリームのケースが目を引く。
透明感と色彩を意外性とともに表現するため、12角形ベゼルとクロノグラフのプッシュボタンのプロテクターには、合成サファイアに匹敵する結晶化ガラス素材である透明なブルーのYAS(イットリウムアルミノケイ酸塩)ガラスを採用。
ケースの四隅には「Felipe Pantone El Primero」をコード化したシグネチャー「FP#1」が刻印されている。
ケースに使用しているブルーの透明な素材と調和するように「デファイ エクストリーム フェリペ・パントン」には半透明のブルーのシリコンストラップが付属。
全体にポリッシュ仕上げを施したスチール製ブレスレットとブラックのベルクロストラップも付属しており、ケースバックのボタンを押すだけで簡単に交換できる。
文字盤に目を向けると、サファイアのエレメントが半透明でメタリックに映る。光に対してわずかに向きを変えると、色彩と幾何学模様の輝きが浮かび上がる。ダイナミックに変化する「デファイ エクストリーム フェリペ・パントン」の文字盤は、これまでの時計製造の中でも類を見ないものだ。
文字盤のベースには透明なサファイアディスクを使用し、革新的な物理化学的プロセスにより、わずか100ナノメートルの深さの極めて小さな隠れた刻印模様を施している。
唯一無二のアート作品に仕上げられた逸品
時針と分針、そしてムーブメントには、「デファイ21 フェリペ・パントン」のムーブメントに採用されて注目を集めたものと同様の、鮮やかな立体的PVD技術が使用されており、メタリックなレインボーカラーのグラデーションが見事に変化していく様子を映し出す。
革新的工程は標準化されているものの、それぞれに備えられた針はわずかに異なる色味を帯び、その一つひとつはまさに唯一無二のアート作品に仕上げられている。クロノグラフのミニッツカウンターは、1分ごとに異なる色調で分けられたグラデーションカラーの目盛りが特徴だ。
カラーリングについては、その中で鼓動するエル・プリメロ1/100秒精度の高振動自動巻クロノグラフにも、フェリペ・パントンの特徴的な色彩が施されている。星形のオープンローターは、針と同じくレインボーグラデーションの立体的なPVDで仕上げられている。
製造されている中でもっとも先進的なクロノグラフキャリバーであり、1/100秒の計測を真に可能にする唯一の存在であるエル・プリメロ21は、クロノグラフ機能と計時機能のためにそれぞれ50Hzと5Hzで鼓動する、独立した2つの調速機構を備えた効率的な構造を特徴としており、クロノグラフの使用が時計の計時精度に影響を及ぼすことはまったくない。
「デファイ エクストリーム フェリペ・パントン」は、パントンの「PLANNED IRIDESCENCE」シリーズをイメージしたデザインのアートブック形のボックスでお届け。
使用する手法はまったく異なるが、時計の文字盤と同様に虹色の装飾が施されている。その仕上げとしてボックス自体が印象的な作品となる、透明なプレキシガラスのハードカバーが付属。
まるでアート作品のような「デファイ エクストリーム フェリペ・パントン」。多くの時計愛好家の心をつかむだろう。
(IKKI)
※価格は全て税込