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街が美術館で、美術館が街で
ドキドキからの岡山芸術交流2022

街が美術館で、美術館が街で

見て!滑って!アートに触れる旅をした!~岡山芸術交流2022(2022年11月27まで開催)~
(画像=『たびこふれ』より引用)

オリエント美術館では同館の常設作品とともに5組による作品が展示されていました。

個人的には、鑑賞券でオリエント美術館の展示を観て回れたのが、とてもお得でかつ感動しました。ご興味のある方は、ぜひ!この機会に!!

吹き抜けにある梁彗圭(ヤン・ヘギュ)『ソニック コズミック ロープ―金色12角形直線織』と、リジア・クラークの作品群。オリエント美術館の展示品は、その作品も、自然にその空気に馴染んでいて、本当に時が経つのを忘れて、見とれてしまいました。

ちなみに、こちらではタブレットでのアンケートに答えて、ステッカーをいただきましたよ!時間があれば、ぜひ参加してみてください。

そして、日本三大名園!!岡山後楽園でも展示が見られますよ。観騎亭に、デヴィッド・メダラ『サンドマシン 青竹のバタンガス』です。これ、あえて動画にしてみたのですが、ぼちぼち歩き疲れたころ合いで、ちょうど屋根もあって涼しくて、くるくるするのを見て癒されていました。

ぜひ、お疲れの皆さんに、ご覧いただきたい作品です。

見て!滑って!アートに触れる旅をした!~岡山芸術交流2022(2022年11月27まで開催)~
(画像=『たびこふれ』より引用)

続いて、岡山県天神山文化プラザです。

映像作品たちも目に焼き付いて離れないのですが、岡山県天神山文化プラザ1階にあるデヴィッド・メダラ『雲の峡谷』は、清廉で、白くて、ふわふわして、美しくて、吸い込まれるような白でした。

見て!滑って!アートに触れる旅をした!~岡山芸術交流2022(2022年11月27まで開催)~
(画像=『たびこふれ』より引用)

参加アーティストであるアブラハム・クルズヴィエイガスの考えた歌詞とキーワードをもとに、岡山県立岡山芳泉高等学校書道部と 岡山県立岡山東商業高等学校書道部の皆さんが、独自解釈した書道作品も飾られています。

見ているだけで元気がもらえる!!こういう地元高校生との芸術交流もまさに岡山で行われるイベントだからこそ!!ですね。

見て!滑って!アートに触れる旅をした!~岡山芸術交流2022(2022年11月27まで開催)~
(画像=『たびこふれ』より引用)

少し歩いて、岡山神社のダン・グラハムの作品で、2018年から展示されている『木製格子が交差するハーフミラー』です。

岡山神社の思わぬところに作品が展示されていますので、謎解きのように探してみると、発見の喜びが!!

ちょうど、七五三の時期だったせいか、まさかの作品と気づかず「綺麗ね~」とお着物姿の家族連れが、ハーフミラーの前で写真撮影されているのも、自然と芸術が市民と交流しているようで、思わず笑みがこぼれました。

見て!滑って!アートに触れる旅をした!~岡山芸術交流2022(2022年11月27まで開催)~
(画像=『たびこふれ』より引用)

林原美術館のアート・レバーとジャライ族のアーティストたちです。

当日はお天気が良かったので、作品の太陽の光を浴びている姿が本当に美しくて、力強くて。周りの自然の中で、野外展示の良さを知った気がしました。民族性豊かな展示は、色んな国や文化に興味を持つきっかけにもなりますよね。

見て!滑って!アートに触れる旅をした!~岡山芸術交流2022(2022年11月27まで開催)~
(画像=『たびこふれ』より引用)

岡山天満屋のアーケードにある片山真理『just one of those things』です。

この街並みに、自然に、だけど訴えるように展示されているのがかっこ良くて、羨ましいです。実は、旧内山下小学校の展示を見ているときに、スタッフに声をかけられ、片山真理さんの表現の深さについてお話を聞いたので、ただ美しい!だけでない魅力を心に思い描きました。

岡山城中の段!!これは夕闇の中で見て欲しい、池田亮司『 data.flux [LED version] 』です。

日が落ちていく中、ぽつりぽつりと立った人が真剣に見つめている姿も含めて、かっこ良さが胸にグサッとささった瞬間でした。そして、岡山城がやはりいいんです!!岡山城は11月3日にリニューアルオープンしますので、入場できる時間に訪問すると、さらに想い出深いかも知れません。

ドキドキからの岡山芸術交流2022

見て!滑って!アートに触れる旅をした!~岡山芸術交流2022(2022年11月27まで開催)~
(画像=『たびこふれ』より引用)

岡山芸術交流2022のタイトル『僕らは同じ空のもと夢をみているのだろうか』に想いをはせながら、行ったり来たり、1日で30,000歩も歩いた岡山の空を見上げてみました。

ここでは紹介しきれませんでしたが、他にも石山公園、シネマ・クレール丸の内など、街のそこかしこにさり気なく芸術は溶け込んで、でも目が合うと強烈に主張してくるような、そんな優しくも鮮烈な時間を過ごすことができました。(映画は上映時間が決まっているので、事前にチェックすることをおすすめします。)

ドキドキしていた私が、気ままに岡山の街を歩いて、時にスタッフのみなさんが気さくに話しかけてくれたり、作品にさわったり、滑り、描き、体験することで、作品が私の目に耳に心にすっと話しかけてくれ、交流を味わうことができた気がします。

さて、あなたはどんな空のもと、どんな夢を見ているのでしょうか?

私に、そっと教えて欲しいのですが。。。