冬でも南国の四国一周バイク旅【高知県】
四万十川沈下橋巡りルート
高知県の西部にある一級河川で日本最後の清流と言われる四万十川に架かる沈下橋もバイクで巡るルートは絶対外せません。沈下橋とは川が大雨や台風で増水した時に橋自体が川に沈み、欄干がないことで激流の抵抗を受けず流されることを防ぐ特殊な構造をしている橋です。
幅が狭いので車は通行できない場合もありますが、バイクなら楽々と沈下橋の上から清流を眺めることができます。ですが冬は凍結の危険があるので下流域の沈下橋巡りがおすすめです。
徳島より四万十川に至る最短ルート
徳島ICより徳島自動車道に乗り、川之江東JCTより高知自動車道を経て高知県入りをします。高知ICより約45分の四万十町中央ICで高速を下り、中村街道〜国道56号〜国道321号を約1時間余り走れば四万十川に到着します。
徳島からの総走行距離は約270km、所用時間は約4時間と意外に早く着けるので、徳島を午前8時に出発すれば途中休憩を挟んでも昼過ぎには到着します。昼食を取り午後には沈下橋巡りが楽しめるでしょう。
南国土佐を代表するスポット足摺岬
足摺岬は四国最南端の岬で、日本近海を流れる暖流の黒潮本流が直接ぶつかる全国唯一の場所です。そのため冬でも暖かく冬でも暖かく南国土佐を代表する冬の四国一周バイク旅でぜひ訪れたい岬です。
足摺岬のシンボルとも言える断崖に立つ白亜の灯台は、日本最大級の灯台で光度200万カンデラ、光達距離38kmを誇り、太平洋を行き交う船舶の安全を見守り続けています。
足摺岬
住所
〒787-0315
高知県土佐清水市足摺岬1349
電話番号
0880-82-1212(土佐清水市観光商工課観光係)
駐車場
あり
足摺岬先端20台、第一駐車場115台、東側駐車場50台
足摺岬 - 土佐清水市
土佐清水市の足摺岬について紹介しているページです。
四万十川から足摺岬へ向かうルート
県道27号と足摺スカイライン(県道348号)を経由すれば距離も40.3kmと割に近く、約一時間弱で足摺岬に到着します。足摺スカイラインは別名足摺サニーロードとも呼ばれ、日本の名道50選にも選ばれている冬でも南国ムード漂う絶景街道なので、ぜひ足摺岬と合わせて堪能してみてください。
夕焼けと温泉・四国一周旅の終点【愛媛県】
夕やけ小やけラインルート

足摺岬から足摺サニーロードを戻り、国道441号を経由して愛媛県八幡浜市に入ります。八幡浜市保内町から伊予市双海町まで延々と海岸線を走る「夕やけ小やけライン」は全長約31.6kmのルートで、バイクで走りながら見る水平線に沈む夕日の美しさは息をのむほど壮大な絶景です。
道路の傾斜がほとんどなくストレスなくバイクで走れ、まさに冬の四国一周バイク旅のフィナーレにふさわしいルートと言っても過言ではないでしょう。
日本夕日百選「ふたみシーサイド公園」

夕やけ小やけラインの中ほどにある道の駅「ふたみ」の敷地内にある海に面した公園です。公園内には夕日の観覧席(階段式護岸)や幸せの鐘に恋人岬などがあり日本夕日百選に選ばれる黄金色に包まれるロマンチックで神秘的な人気スポットです。
冬のクリスマスの時期には「シーサイド・ロマンチック・クリスマス」などのイベントが開催され、カップルツーリングなら四国一周バイク旅の最後にタイミングを合わせてぜひ立ち寄ってみてください。
ふたみシーサイド公園
住所
〒799-3207
愛媛県伊予市双海町高岸甲2326
電話番号
089-986-0522
営業時間
24時間、道の駅「ふたみ」は10~18時
定休日
無休、道の駅「ふたみ」は年末年始休館
駐車場
あり
道の駅「ふたみ」駐車場利用:大型2台、普通128台(24時間利用可・無料)
公式サイトURL
https://www.futamiseaside.com/
愛媛で忘れてならないスポット道後温泉
道後温泉は伊予市から国道56号線約40分の距離の松山市内に位置します。3000年前に松山に湧き出た道後温泉は兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉と並ぶ日本3大古湯の一つです。
文豪・夏目漱石のユーモア溢れるベストセラー小説「坊ちゃん」の舞台にもなり、旅館の建物も重厚なものが多く皇族の方々や日本を代表する文人、学者などがこよなく愛した温泉です。歴史とロマンに包まれた道後温泉の湯に浸かり冬の四国一周バイク旅の疲れを癒してはいかがでしょうか。
四国一周旅の終点
完全な四国一周バイク旅を走破・達成するには、スタート地点の香川県坂出市を終点にするのがセオリーですが、往路で渡った同じ瀬戸大橋で本州に戻るのは、せっかく四国まで来た心残りができます。
道後温泉で四国一周の疲れを癒しリフレッシュした後、今治から往路で使わなかった西瀬戸自動車道(しまなみ海道)で瀬戸内海の島々を渡り尾道から帰路に着くのもおすすめです。