皆さんは資産の運用について、考えたことはあるだろうか。投資であれば、個人向け国債や投資信託、株式が有名だが、少額から資産を運用したいという方は、最近話題の「つみたてNISA」がオススメである。
2022年10月23日に投稿された、ねこみち|毎日図解でお金を学ぶ@Tomojidienさんの「つみたてNISAは「月1万だと意味ない?」と心配する人がいます。意味は「ありまくり」です。まずは”スタート”が肝心。」というツイートには、貯金とつみたてNISAの20年後を比較した画像が添えられていた。この投稿には、7400 件を越える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
つみたてNISAって、何?
つみたてNISAとは、2018年に開始された少額投資非課税制度のことである。少額から資産形成を行えるため、サラリーマンなど毎月一定の収入がある方にはオススメの資産運用方法だ。
つみたてNISAは年間の積み立て上限が40万円までと決まっていることに加え、投資できる期間も最長で20年である。すぐにお金が増えるわけではないことから、最初の数年間はあまり複利効果を感じることができないが、長期的な運用を行う場合には、かなりオススメの制度なのだ。
たとえば、毎月一万円ずつ貯金をした場合だと、20年後には(1万円×12カ月)×20年で、単純計算で240万円にしかならないが、毎月一万円のつみたてNISAをはじめれば、年利5%の場合、20年後には411万円となる。これが、毎月5000円だったとしても、そのまま貯金するのであれば20年後には120万円、つみたてNISAだと20年後には206万円になるのだ。
つまり、長い目で見れば、つみたてNISAはかなりお得なのである。
元本割れすることもある!
このツイートを読んだツイッターユーザーたちからは、「つみニー、設定金額は気軽に変えれるから少しずつ試してみるのも有り!余力が有れば少しずつ金額上げて問題なし!」と、つみたてNISAであれば自分のライフプランに合わせて設定金額を変えられるという声や、「まずは5000円からできるんだという事を知りました!解りやすい解説ありがとうございます」と、少額から気軽にはじめられることに驚いたという声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
少額から投資が体験できるというのは、投資の経験を積むのにも非常によい。満期を迎えた場合は売却して現金化してもよいし、そもそもつみたてNISAに関しては、20年待つ必要もない。自分が売りたい時に自由に売却できるので、それも大きな強みなのではないだろうか。
ただし、つみたてNISAを利用して資産運用する場合でも、元本割れすることもあるので注意が必要だ。元本割れとは、相場の下落などで、初期投資金額を下回ることである。短期で運用したいと考えている方は、そうしたリスクも念のため頭に置いておく方がよいだろう。