ハンズは10月26日、「東急ハンズ」に変わる新たな屋号とロゴを発表した。同日開催された発表会に、ハンズの高家正行会長と桜井悟社長が登壇し、一新した屋号とロゴのコンセプトを説明した。「東急ハンズ」は、昨年ベイシアグループの主要事業会社であるホームセンターチェーンのカインズに買収され、東急不動産ホールディングスとの資本関係がなくなったことから「東急」の名称はなくなった。これまで使用していた「東急ハンズ」のロゴは、ファッションプロデューサーの浜野安弘氏が手掛け、蓮の上の釈迦の手をモチーフにしたものだった。

「東急ハンズ」の新しい屋号が「ハンズ」に決定
(画像=左からnendoの佐藤オオキとハンズの高家正行会長、『SEVENTIE TWO』より 引用)

新しい屋号と「ハンズ」。そして新たなコーポレートロゴは、原点である「手」をモチーフにグローバルのメッセージとして、漢字の「手」を使用したロゴとなった。デザインは東京2020オリンピック・パラリンピックの聖火台や2025年大阪・関西万博 日本政府館の総合プロデューサー、総合プロデューサーを担当したnendo(ネンド)の佐藤オオキ氏が手掛けた。佐藤氏は「ハンズ」の新ロゴに対し「過去を継承しつつ未来へ向けてアップデートしていく想いから、カラーはハンズグリーンを踏襲し、端部をつなぎ合わせ、途切れることのない一筆書きで表現しました」とコメントした。

2024年3月末までに「東急」「TOKYU」の使用は終了し、渋谷店は2023年春、新宿店は2023年夏までに看板架け替えを実施していき、11月上旬オープンの「名古屋松坂屋店」は新しい看板の初の店舗となる。これからの「ハンズ」に注目していきたい。

「東急ハンズ」の新しい屋号が「ハンズ」に決定
(画像=『SEVENTIE TWO』より 引用)

文・岡本湧/提供元・SEVENTIE TWO

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