江戸時代から昭和にかけて築かれた埋立地のひとつである東京中央区の佃・月島エリアは、懐かしさを感じる小路の風情と超高層ビルが建ち並ぶ新旧が混在する古くて新しいエリアです。またウォーターフロントとして人気上昇中です。

目次
隅田川河口にある佃島渡船場跡から隅田川沿いを歩く
路地探訪や食べ歩きが楽しい月島

隅田川河口にある佃島渡船場跡から隅田川沿いを歩く

佃島は隅田川河口の島で、1620年代に現在の大阪市西淀川区佃の漁民が漁業に従事し、日本橋の魚市場に出荷するなどで栄えたエリアです。現在は埋め立てにより石川島、南西に広がる月 島、勝鬨と地続きですが、当時は対岸の船松町との間に佃の渡しとして人々に利用されていた場所でもありました。石碑には昭和30年代の写真もあり、定期的に運行されていた渡船の写真を見ることが出来ます。

隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)

佃島渡船場から隅田川沿いに出ると佃堀が隅田川に合流する地点、住吉水門があります。通常時は船舶が通航するために開放していますが、高潮の時には閉鎖され佃、月島等の防波堤で囲まれた地域の住民を守ります。向いの陸地側に住吉神社があり、隅田川沿いはウォーキングを楽しむことのできる散策路が続き、佃大橋と永代橋との間に架けられた中央大橋が優美な姿を見せ、天気の良い日は佃から東京スカイツリーを臨むことが出来ます。

隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)
隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)
隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)

佃島と聞いて、くいしん坊のせいか真っ先に佃煮を思い浮かべてしまいます。江戸時代、移り住んだ漁師たちが保存食として食べ始めたのが佃煮の起源。今も江戸時代から続く佃煮屋さんが伝統を引き継いでいるお店もあり、地元の方から愛されています。色々な佃煮がありますが、佃島で買い求める場合、くせがありますが地元で獲れるハゼや深川が近いのでアサリの佃煮がお薦め。アサリの佃煮は、お米を炊くときにそのまま入れて、通常の水加減で炊いていただいても、美味しい炊き込みご飯が出来ます。私的ですが、もち米を混ぜると美味しさが増すような気が・・。古い街並みを感じることのできる佃小橋や銭湯の煙突など、風情あふれる佃の町歩きの途中で、佃煮屋さん巡りも。気さくな店員さんから、色々な佃煮の食べ方など教えていただけます。

隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)
隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)
隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)

路地探訪や食べ歩きが楽しい月島

月島といえば"もんじゃ" 月島名物もんじゃ屋が並ぶ商店街"もんじゃストリート" 月島駅から勝どき方向へのびる西仲通り商店街を中心に左右の路地にお店が連なり、あたりには香ばしいソースの匂いが漂っています。一歩路地に入ると、まだまだ木造の長屋が建ち並び、軒先の鉢植えなどを目にすると、どこか懐かしい香りも感じることができます。

隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)

月島西仲通り商店街(もんじゃストリ-ト)

隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)
隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)
隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)
隅田川と運河に囲まれた下町情緒溢れる佃・月島を歩く
(画像=『たびこふれ』より引用)

肉のたかさごでお薦めのローストビーフ、お土産のやき豚フレーク&ビーフシチュー

もんじゃは各お店ごとにそれぞれ特徴もあり、味付けも自分の好みのお店を食べ歩き見つけるのも楽しいです。今回は"おしお"さんでベビースターもんじゃを頂きました。最近はかわり種もんじゃも多く、チャレンジ系も増えてきましたが、やっぱり古くから地元で愛されているベビースターもんじゃがお薦めです。ソースの味にベビースターの出しが加わり絶秒のハーモニー♪お子様にもお薦めです。西仲通りばかりではなく、月島には数々の名店があります。その中のひとつ"肉のたかさご"も人気店。