サンヨー食品は、カップ麺「名店の味」ブランドの新商品として「同 春木屋 東京ワンタン麺」を1都4県(東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨)のコンビニで31日から発売。東京・荻窪で行列が絶えない老舗店とのタッグになるが、同社によると即席麺で商品化されるのは初めて。

業界初!荻窪のラーメン名店「春木屋」商品化 サンヨー食品「名店の味」
(画像=『食品新聞』より 引用)

同ブランドは、長年にわたりラーメンファンに愛され続ける「名店」の味わいを商品化、シリーズ展開している。味の再現性でもっとも重視されるスープのおいしさにとことんこだわったことが特長で、なかでも21年秋に発売した「天下一品 京都濃厚鶏白湯」は年間1千万食に迫る大ヒット商品となった。「純連 札幌濃厚みそ」と「桂花 熊本マー油豚骨」もラインアップ。3品は22年秋に大幅な品質向上を実施した。

新商品「春木屋 東京ワンタン麺」は、老舗の人気メニューを店舗監修のもと開発。全粒粉を使用した中太のちぢれ麺は、見た目・食感も店舗の雰囲気を再現することにこだわった。スープはチキン、ポーク、ガーリック、ジンジャー、オニオンを利かせ、煮干しやかつお節の奥深さも加えている。具材はこだわりのワンタンをはじめ、チャーシュー、メンマ、ネギ。136g(麺75g)、価格は310円(税別)。11月21日から1都4県の食品スーパーなどでも発売を予定している。

なお、同シリーズは、今回の「春木屋」を加えて4品体制となる。札幌の「純連」、京都の「天下一品」、熊本の「桂花」とあわせ、主要エリアを網羅した強力なラインアップが揃った。

提供元・食品新聞

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