トヨタは2020年8月31日、ニューブランドとなるBセグメントのコンパクト クロスオーバーSUV「ヤリスクロス」の発売を開始しました。
 

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ハイブリッド G(ブラックマイカ×ベージュ)(画像=AUTO PROVEより引用)

 

モデル概要

ヤリスクロスは、ヤリス ハッチバックをベースにしたBセグメントのクロスオーバーSUVで、ヤリス ハッチバックは走り、スポーティさを重視し、リヤ席スペースなどは旧型ヴィッツよりも狭められていますが、ヤリスクロスはパッケージングや扱いやすさを重視した、本命モデルで、ヨーロッパ、日本市場をメインターゲットにしています。

BセグメントのクロスオーバーSUVブームはヨーロッパ発祥で、日産ジューク、ルノー キャプチャー、プジョー2008、フォルクスワーゲン T-クロスなどの販売が伸び、激戦区となっています。この市場に最後発モデルとしてヤリスクロスが発売されることになります。なお生産は、日本ではトヨタ東日本(大衡工場、岩手工場)、ヨーロッパではフランス工場で生産されます。
 

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(画像=AUTO PROVEより引用)

ヤリスクロスのコンセプトは、クロスオーバーSUVらしい力強さ、存在感を表現したバランスのよいプロポーション、ユーティリティにこだわったラゲッジスペースの確保、ハイブリッド車は、SUVの常識を超えたクラス世界トップレベルの低燃費(2WDでWLTCモード30.8km/L)としています。
 

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ハイブリッドGのインテリア(画像=AUTO PROVEより引用)
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(画像=AUTO PROVEより引用)

ラゲッジスペースは、デッキボード下段使用時にはコンパクトSUVトップクラスの荷室容量390Lを実現。スーツケース(110L)2個または、ゴルフバッグ(9.5インチ)2個を収納できるなど様々な荷物に対応しています。
 

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(画像=AUTO PROVEより引用)
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(画像=AUTO PROVEより引用)

リヤシートはヨーロッパ車に多い40:20:40分割シートバックとしト、60:40分割アジャスタブルデッキボードを、トヨタのコンパクトSUVとして初採用しています。
 

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(画像=AUTO PROVEより引用)

またハンズフリーパワーバックドアを設定。スマートキーの携帯で、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアの自動開閉ができるようになっています。

駆動方式はFF駆動だけではなくガソリン車、ハイブリッド車の両方に4WDを設定。ガソリン車には、路面状況に応じた3つのモードから選択できるマルチテレインセレクトを装備。ハイブリッド車には、E-Four(電気式4WDシステム)を設定しています。
 

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マルチテレインセレクト(マッド&サンドのモード表示)(画像=AUTO PROVEより引用)

採用するプラットフォームはTNGA-Bで、ホイールベースやボディサイズはヨーロッパ仕様のヤリス ハッチバックがベースとなっています。
 

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(画像=AUTO PROVEより引用)

パワートレーンは、ヤリス ハッチバックと同様に1.5Lダイナミックフォース3気筒エンジン(120ps/145Nm)とダイレクトシフトCVT、1.5Lダイナミックフォース・アトキンソンサイクル(91ps/120Nm)+ハイブリッドの2種類をラインアップしています。ハイブリッドのモーターは80ps/141Nmを発生。またE-Fourのリヤモーターは5.3ps/52Nmの出力です。