キャリア支援の理想は「想像もしていなかった新発見」を与えること

アパレル業界に特化し急成長、ベイクルーズが人材紹介事業を立ち上げた理由とは?
執行役員の櫛谷哲史氏(画像=『DCSオンライン』より 引用)

 一般的な人材紹介会社と同様に、WILL WORKSでも最初に1時間程度かけて面談を行い、これまでどのような仕事をしてきたか、どのような強みがあるのか、今後どのようなキャリアを考えているのかをじっくりと聞き、一人ひとりにあった仕事を紹介していく。 

 大きな特徴は、良い募集があればすぐに紹介するケースもあれば、「一旦様子見しましょうか」と提案するケースもある点だ。長期的に支援していくことも視野に入れ、何か月かかってもベストな会社に転職が決まるまで、とことん伴走し寄り添い続ける。書類選考の際に重要となるレジュメの書き方をアドバイスする、模擬面接を行うなど、細かいところにまでとにかくサポートが手厚い。

 一人ひとりと時間をかけて丁寧に関わるので、求職者にとって「なんでこんな仕事?」というようなミスマッチが起こらない。「私たちにとっての理想は『全く考えてもいなかったが、面白そうなので詳しく話を聞きたい』と言ってもらえるような、新たな気づき、発見を与えられる紹介をすること」(櫛谷氏)

 理想への道筋として、櫛谷氏は「転職支援だけでなく、今後は転職希望者に新たな発見や気づきを与えられるような企画を検討していく。具体的には、会社を超えて横のつながりをもてるような勉強会、セミナーなどを考えている」と意気込む。

 転職支援の領域を超え、広くキャリア支援を行っていくことで、WILL WORKSは今後も「アパレル業界を元気にしたい」の実現を目指してサポートを続ける。

提供元・DCSオンライン

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