高活性化する魚もいる
満月回りではあらゆる魚が釣れにくくなるというような言い方をしたが、そんなことはない。逆に満月の海の方が高活性となる魚種もいる。代表的なのは、アオリイカだ。常夜灯に依存しないオープンウォーターのイカは、天敵となるタチウオの群れが散る満月回りの方が、反応がよくなる。
また春のバチパターンのシーバス、バチパターンのメバルも満月回りがいい。バチ抜けは光量の多い日に良くなるので、満月周りに何なら常夜灯が絡んでも、相乗効果で活性が上がる。
![満月の日は釣れないと言われるワケ 釣りやすくなるターゲットもいる?](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/6115169a6cfbc1e0ea75aef6b05b69bf.jpg)
結論 あまり考えずに釣ればOK
以上、満月回りの釣りについて解説してきた。いろいろと詳しく言っておいて何もかもひっくり返してしまうようだが、筆者としては、「あまり考えずに釣ればOK」とも思う。確かに魚は散るが、別にそれで最終的な釣果が歴然とかわるような気はしない。
ケーススタディとして満月回りは常夜灯を捨てて潮を見て動き、魚を発見する釣りをしてみてもいいが、ランガンで捉えきれないこともある。魚も動けば人も動く、これだと二重に動きが永遠に重ならない。私は、満月回りは魚が溜まる条件だけ見つけて、そこで定点観測することにしている。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
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