夜も気温が落ち着き、美しい音色の虫時雨(むししぐれ)に秋の到来を感じさせる今日このごろ。10月1日はまだ少々水温が高く時期尚早ではあるが、今季初のメバリングに向かった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

敦賀半島でメバリングシーズン開幕 地磯釣行で26cm級メバル2匹顔見せ

敦賀半島でメバリング釣行

今回訪れたのは、福井県・敦賀半島の磯周り。ランガンスタイルでメバルの着いていそうな地形を、要所要所で撃っていく。

敦賀半島でメバリングシーズン開幕 地磯釣行で26cm級メバル2匹顔見せタックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

リグはFシステムで、長さは1ヒロほど取っている。装備はゲームベスト、ヘッドライト、フィッシンググローブ、それと今回はウエーディングもするので、ウェーダーを用意し安全第一で釣行に臨んだ。

開始早々に本命メバルヒット

日が沈み少し時間のたった午後7時半ごろから釣り開始。この日は波も穏やかで、絶好の釣り日和となった。あらかじめ目星をつけていたポイントに入り、フロートを遠投。釣り方としては、1回転当たり3秒ほどの速さで巻き、5~10回ほど巻いたところで3~5秒ステイを入れる。これの繰り返しだ。

場所によってはステイのさせすぎは根掛かりの原因にもなるので、そういった場所ではステイさせず、ひたすらリトリーブする。

開始からわずか5投で、コッ……ときた。ひと呼吸おいてアワせると、締め込んだドラグがジジジッと鳴るほどのメバルらしい気持ちのいい引きを感じる。

今季初物26cm手中で安堵

しかし油断は禁物だ。あの小さい体からは想像もできないほどの強い引きで、根に潜られてしまった。

ここは下手に引っ張り合わずに、ティップにだけ軽くテンションをかけて、メバルが出てくるのを待ってやる。15秒ほど待ってやると、グン!とメバルが動き始めた。そこから一気にリフトさせてゴリ巻きし、そのまま水面を滑らせてネットイン。

敦賀半島でメバリングシーズン開幕 地磯釣行で26cm級メバル2匹顔見せ初物のうれしさは格別だ(提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

「ふぅ……」と安堵のため息があふれる。しばらくの間、ネットの中のメバルを見てシーズン開幕の瞬間をかみ締める。サイズは26cm。ここのアベレージサイズだが、シーズン初物のうれしさは特別だ。釣れてくれたメバルに感謝し、リリースすると深い闇へと帰っていった。

25cm追釣で無事にシーズン開幕

開始早々顔を拝めて楽になったが、その後は反応という反応はなく2時間ほど沈黙が続いた。1kmほどランガンしたところで、ようやく2度目のバイトを得たが、残念ながらすっぽ抜け。しかしいることが分かったので、同じ立ち位置で10分ほど粘るとクッとティップが入った。

敦賀半島でメバリングシーズン開幕 地磯釣行で26cm級メバル2匹顔見せ2匹目は25cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

バレないように聞き気味にアワセを入れ、無事フッキング。今度は25cmと、先ほどよりサイズダウンとなったが、この時期に釣れてくれるだけでうれしいというもの。

その後もう1バイトあったがアワせきれず、根掛かりでラインブレイクとなりここで納竿となった。正直今回はボウズも覚悟していたが、今年も無事にシーズン開幕を迎えることができて良かった。

場所の選定1つで大きく変わるシーズン初期のメバリングだが、この厳しい時期だからこそ攻略のしがいがあるというもの。この記事が掲載されるころには。シーズン真っただ中になっていることだろう。安全第一で磯のメバリングを楽しんでいただければ幸いだ。

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<週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
敦賀半島の地磯
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年10月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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