2022年9月に待望の新機種「iPhone 14」シリーズが発売。ノッチ部分に再生中の音楽や着信などを知らせる「Dynamic Island」が搭載され、さらに使いやすくなったiPhone 14に注目する人は少なくないだろう。ユーザーの中にも、iPhone 14シリーズの購入を検討している方もいるのでは。

もちろん機能性だけではなく、パフォーマンスや省電力性能についても、利用者から高い評価を受けているといわれているiPhone 14シリーズ。これだけでもかなり高性能といえるが、10月に出された調査レポートによると、iPhone 14 Proシリーズの5G通信速度が前シリーズのiPhone 13 Proシリーズに比べて38%以上高速であることが明らかとなった。

iPhone 14 Proシリーズの通信速度は、iPhone 13 Proシリーズより38%も速い結果に

iPhone 14 ProはiPhone 13 ProやGalaxy S22に比べて通信速度が38%も高速
通信速度が遅いとストレスが溜まるため、速くなるのはかなり嬉しい(画像は「9to5Mac」より引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

通信接続の性能評価を行っているウェブサービス「Ookla」の調査では、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」は前世代にあたる「iPhone 13 Pro」より、5Gの通信速度が38%も速いことが確認された。通信速度が30%以上も速くなっているという結果は、これまでのiPhoneシリーズの中で、iPhone 14 Proが断トツに通信速度の速いシリーズであると考えられるだろう。

Ooklaは、デバイス別にダウンロード速度の中央値を算出する調査も実施。「iPhone 13 Pro Max」が「96.46Mbps」なのに対し、「iPhone 14 Pro」の中央値は「147.42Mbps」とかなり差があることが明らかに。また本調査はスマートフォンの競合他社「Samsung」の「Galaxy S22」も対象とされているが、結果は「Galaxy S22 Ultra」が「102.87Mbps」、「Galaxy S22+」が「93.06Mbps」と、「iPhone 14 Pro」のダウンロード速度の方が50%以上速いということがわかる内容であった。

iPhone 14 Proの通信速度の高速化を実現させたのは、アメリカの半導体設計開発会社「クアルコム」が開発した、5Gモデムチップ「Snapdragon X65」を搭載したためといわれている。「Snapdragon X65」とは通信速度の向上や遅延改善、消費電力を抑えられるモデムチップ。

iPhone 14シリーズの全モデルに内蔵されているといわれているため、どのiPhone 14モデルでも高速インターネットの利用が可能になったといえるだろう。インターネットをサクサク利用したい方は、iPhone 14の利用を検討してみてはいかがだろうか。