みなさんこんにちは。歴旅ライターまえてぃーです。

今回は、わが街・京都が誇る世界遺産の中でも少しディープな世界遺産、「東寺(とうじ)」の魅力をご紹介したいと思います!!

目次

東寺とは
アクセス
見どころ1 御影堂
見どころ2 食堂
見どころ3 なんといっても五重塔
空海という人物
可愛いお参りスポットにご挨拶

東寺とは

京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)

東寺(とうじ)は、正式には教王護国寺といい、平安遷都と同時に建立された官立(国立)の寺院です。唯一現存する平安時代の寺院でもあります。嵯峨天皇は唐(中国)で新しい仏教、密教を学んで帰国した「弘法大使空海」に東寺を託し、ここに日本で初めての密教寺院が誕生しました。密教とはとても妖艶な響きがしますが、インドで起こった宗教で、その後中国、そして日本へと広まりました。分かりやすくいうと煩悩を脱し悟りを開くことを目標にしています。般若心境や曼荼羅、といえばイメージがしやすいでしょうか。

また、東寺は1994年に世界遺産にも登録され、世界に誇る寺院、そして観光スポットとして知られてきています。

アクセス

東寺は京都の中心「京都駅」から西へ約15分で行くことができます。バスも多く走っているので交通では不便を感じないでしょう。

見どころ1 御影堂

京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)

東寺の敷地の中にはたくさんの建物があります。その一つ一つがたまらなく歴史好きには愛おしいのですが、すべてをご紹介すると膨大な量になりますので、今回はまえてぃーおすすめの無料スポットをご紹介します。

まずはこの御影堂です。この御影堂はどなたでも無料で拝観することができる場所で、あの空海が過ごしていたころと同じ法要を体験することができるのです!!

まだうす暗い朝6時。そっと御影堂を訪れてみてください。空海が唐より持ち帰った仏舎利を、あなたの頭と両手に授けていただく法要が、毎日行われています。

この法要を受けたことから始まる1日は、きっといつもなら見えない、感じない何かを見つけることができる。そんな気がします。

見どころ2 食堂

京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)

「食堂」と書いて「じきどう」という読み方が正しいこの場所。食堂は僧が生活のなかに修行を見いだす場ですが、現在は十一面観音像が本尊として安置され、納経所になっています。空海は東寺で過ごした後高野山に向かいますが、心は東寺にある「身は高野(たかの)、心は東寺に納めおく、大師の誓いあらたなりけり」という歌を残したと言われています。この納経所で祈りという挨拶を空海にしてみてはいかがでしょうか?

見どころ3 なんといっても五重塔

京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)

日本にはいくつかの五重塔が存在しています。そしてここ東寺にも五重塔が堂々たる姿で君臨しています。そして!この約55メートルの高さを誇る五重塔はなんと日本一の高さ!これは見る価値、大ありです。空海の命により建設が始まったこの五重塔は雷や火災で4度の消失を経験するも、その度に復活をしてきました。まさに京都のシンボルです。内部は原則非公開ですが、期間限定で公開されることもあり、運が良ければその内部をゆっくりと見ることができるでしょう!

空海という人物

京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)

さて、弘法大師空海とはいったいどんな人物だったのでしょうか?簡単にご紹介します。空海は平安時代に真言宗を開いた僧侶で1万か所以上の真言宗の寺院を開きました。

また、非常に達筆だったということでも知られており、「弘法筆を選ばず(名人はどんな筆でもきれいに書ける)」という諺にある弘法は、、、もうお分かりですよね?空海のことを指しているのです。

若かりし頃から僧侶として修業を積み、遣唐使として唐へ派遣された空海は、密教を学びます。そして日本に帰国後、東寺を賜りました。密教を布教するためにも人が多い都である京都は最適だったのかもしれません。

可愛いお参りスポットにご挨拶

東寺には建物の中以外にもお参りスポットがたくさんあることをご存じですか?

たとえばこんな木陰に仏さまが。赤い頭巾をかぶってとっても可愛いですね。

京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)

そしてまえてぃーイチ押しがこの亀のようなお参りスポット。

京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)

まえてぃーが小さいころからよく「撫でる」というお参りをささげた場所でもあります。実はこの亀に見える石像は、亀ではなく竜の子です。中国に伝わる空想上の生き物だそうで、甲羅の上の塔は倒れないという言い伝えから万病に効くと言われています。万病ぬぐいの布(300円)で石を擦り、地震の身体の体調の悪いところを擦ってみる。そうすることで万病に効くのだそうです。このご時世、病気にはぜひ備えたい。ぜひ挑戦してみてくださいね!

京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)
京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)

いかがでしたか?

その他お土産屋さんでは可愛いグッズや東寺に咲く蓮の花の「炭」なども購入することができます。駐車場(有料)もありますので、ぜひ京都に来た際は寄ってみてくださいね!!

京都の隠れた世界遺産!?「東寺」の魅力にハマっちゃおう!!
(画像=『たびこふれ』より引用)

真言宗総本山 東寺 【教王護国寺】の情報

住所:京都市南区九条町1番地

TEL:075-691-3325

開門時間:午前5時 開門、午後5時 閉門

HP:東寺

文・写真・まえてぃー/提供元・たびこふれ

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