iPhoneとAndroidの保護機能の違いは

では、いわゆる“思春期”の子どもたちへ持たせるスマホに求められる保護機能とはなにか? スマホの種類と言えば、一般的にiPhoneとAndroidを持つ人が多いはず。今回はメジャーな2種の保護機能をくらべてみた。

●iPhoneの保護機能とは

まずiPhoneには、「スクリーンタイム」を利用して使用制限をする方法がある。制限できる項目は「利用不可の時間帯」「Appの使用時間」「通信・通話」「不適切なコンテンツ」がある。また「承認と購入のリクエスト」で勝手な課金やアプリのダウンロードを防ぐこともできるため、あわせて使用するのがオススメ。設定方法は簡単で、「設定」から「スクリーンタイム」に移り、「ファミリーのスクリーンタイム」をタップ、子どものアカウントを作成して設定を行う。

思春期の子のスマホ、親が設定しておきたい保護機能とは?
(画像=iPhoneの「設定」から「ファミリーのスクリーンタイム」で設定できる、『オトナライフ』より引用)

●Androidの保護機能とは

対するAndroidも負けていない。たとえば、無料で提供されているアプリ「ファミリーリンク」を使用すれば、子どものスマホ利用を制限できる。Google Play ストアから保護者のスマホにアプリをインストールしてアプリを起動すると、「昼と夜の利用時間」「アプリのダウンロード」「サイトの表示」といった項目が選べる。

なお、iPhoneとAndroidともに有害サイトの閲覧防止には、Google Chromeの「セーフサーチ」を設定することも可能。設定方法は「設定」から「不適切な検索結果を非表示にする」を開き、「露骨な表現を検索結果から除外する」をオンにしたら完了となる。

思春期の子のスマホ、親が設定しておきたい保護機能とは?
(画像=危険な犯罪から子どもを守るためにも、知っておきたい保護機能、『オトナライフ』より引用)

スマホの見すぎ防止には、保護機能とおうちのルールをあわせて

ネットでは「受験生だからスクリーンタイムを待ち受けにさせている」「わが家のルールとして夜9~朝7時までは使用できない設定にしていて、守れないならスマホ没収。ファミリーリンクならGPSも付いているしアプリも管理できる」と、保護機能と使用ルールを組み合わせることで、世の中の親御さんに重宝されている様子。

大人であっても油断すると巻き込まれかねないデジタル犯罪。しかし、今はiPhone、Androidなどスマホを思春期の子どもたちに持たせても、危険から守るための設定が容易にできる時代になってきている。「安全性」と「利便性」のバランスを考慮に入れつつ、スマホ選びをしてみてはいかがだろうか?

※サムネイル画像(Image:EugeneEdge / Shutterstock.com)

文・木村義孝/提供元・オトナライフ

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