社会に出るとさまざまな性格の人に出会う。人は第一印象だけでは測れないものだ。例えば、「自己中で、他の人のことを考えない」「協調性が乏しく1人で作業することを好む」など、他の人と付き合うことが苦手そうな人が実は秘めた能力を持っている天才だったということも。そこで今回は、実は頭がよい人の特徴と、仕事ができる人のトイレでの行動を紹介しよう。

実は頭が良い人の特徴3つ

自分の意思を尊重し他の人と群れない

普段の生活の中で、場の空気や他の人の顔色を見て行動していないだろうか。実はこの行動が、パフォーマンスを下げる原因なのかもしれない。

頭がよいと言われる人は、自分の能力をしっかり見極められる。だからこそ、自分のパフォーマンスを下げないように、自分ができる分量の仕事のみを行うのだ。

そして何よりブレない心を持ち、他の人と群れない。群れることで、他の人の顔色を見なくてはいけなくなったり、自分の気持ちを抑えて仕事を受けたりすると、むしろ成果が出せなくなるからだ。

しなければならないことを先送りする

日々の仕事を消化するために、タスク管理して計画的に仕事を行っている人もいるだろう。しかし、頭がよいとされる人の中には、あえてタスクを先送りにすることがある。

先送りすることで、「もっとよいアイディアが出るかもしれない」「仕事上で意味がある」と感じたときは、ためらわず先送りにするというのだ。ありきたりなアイディアで穏便に済ますのか、独創的なアイディアを出すために時間を使うのか、時間の使い方を考える必要があるのだろう。

どんなときも探求心を忘れない

例えば、セミナー終わりの質疑応答の時間に、さらに踏み込んだ質問をしたいものの、空気を読んで質問を諦める人がいるとしよう。頭がよいと言われる人は、そのような状況でも自分が納得するまで質問する。

日常のあらゆることを疑問に思い、解決していこうと常に探求心を忘れない人は、自然と学ぶ環境ができているので、考える力が養われるのだ。

仕事ができる人のトイレでの行動3つ

手洗い後はハンカチを使う

仕事ができる人は、身だしなみの一貫としてハンカチを常備し、手洗い後はハンカチを使う。服で拭いたり手をパッパッと振って水を飛ばしたりしている人は、行動を見直す必要があるだろう。

服で拭いた場合、手に雑菌が付着し、服も濡れて不衛生だ。手を振って水を飛ばすと、手洗い場周辺が水浸しになり、次に使う人が不愉快である。自分のことしか考えられない人は、仕事においても他人への配慮のない人だと思われるだろう。

トイレに行くタイミングが絶妙

「東洋経済ONLINE」に掲載された記事(2017年2月28日8時)によると、仕事ができる人はトイレに行くタイミングも絶妙だ。仕事で行き詰まっている同僚がいた場合、デスクであからさまに話さない。

相手がトイレに行くタイミングを見計らってトイレに行き、話しかける。2人きりであれば、他の人を気にせず話せるため、相手も話しやすくなるのだ。

ちょっとした汚れをさっと掃除できる

日本のカリスマ経営者は、トイレ掃除を自分で行うという。トイレ掃除で、相手のことを思いやり細かい部分にも気が利くようになるからだ。また人が嫌がる仕事を率先して行うことで、他の人との協調性や精神力を鍛えられ、同僚からの信頼度もアップする。

そのため仕事ができる人は、使うトイレや手洗い場が汚れていた場合に、さっと掃除することができる。常に、次に使う人のことを考えているため、相手を思いやる気持ちが大きいのだ。

相手をよく観察し理解する努力を

人の本質は表面に現れにくいものである。第一印象で苦手だと感じても、すぐに「ダメな人」認定をするのは早計だ。じっくりと観察することは相手を理解する第一歩だと心得よう。そして、相手の良い部分は自分に取り入れ、自分の行動や習慣を見直すのも良いだろう。

文・MONEY TIMES編集部